米軍シリア攻撃=ミサイル攻撃自体を「支持したわけではない」と、安倍首相 | 一言居士21+α

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そんな老婆心から立ち上げたのが「一言居士21」です。
40年余りの記者経験による直感と近現代史の視点から、
気ままに放言していきたいと思います。
(2016年4月、原則として敬称略)

さる4月6日のトランプ米政権による、シリア空軍基地へのミサイル攻撃に対して、理由とされた化学兵器使用についての根拠(エビデンス)がないと批判を浴びている。

 

そうしたなか、安倍首相はトランプ米政権の行動に対して、いち早く「支持」を表明し、ホワイトハウスのホームページではトランプ大統領が安倍首相の「支持」に対して謝意を表した。

 

藤田幸久氏(民進党・新緑風会)は4月13日の参議院・外交防衛委員会で、安倍首相に対して、「根拠がないのに、なぜ、支持したのか」と問うた。

 

安倍首相は、今回は「米国政府の決意を日本は支持した」とし、「今回の米国の行動理解している」と述べたものだと語った。つまり、すでに日本のメディアで報道されているような「ミサイル攻撃に対する支持」はなかった、と苦しい言い逃れをしたのである。

 

トランプ米大統領は、その辺の事情をわかっているのだろうか・・・?