きょう4月13日の定例会見で民進党の蓮舫代表は、12日の衆院厚生労働委員会での、同党・柚木道義氏が法案審議と関係のない「森友学園」事件について、安倍首相に答弁を求めたことに与党が反発し、法案を強行採決したことを批判した。
蓮舫代表は、柚木氏の質問は、「いきなり質問を中止して法案採決をするに値するような中傷誹謗ではなかった」として、こう語った。
「(国民からの要望が)高い安倍昭恵さんの国会への参考人あるいは証人喚問の招致に関して伺ったもので、将にこれは答弁拒否だと思っているし、ある意味、真っすぐ答えない姿勢は傲慢が出ているところだ、と思っています。」と、語った。
●今後の国会運営はどうなる?
また、民進党の山井和則国会対策委員長も、きょうの記者会見で、「自民党の竹下亘国会対策委員長からは謝罪はなかった」ことを明かした。
山井国対委員長は、「現時点では、新たな日程についてはストップしている」とし、国会の正常化については自民の竹下委員長と相談していくと語った。しかし、「まだ、お互い距離感があるということです」と、難航していることを示唆した。
さらに、「きのうの強行採決は前代未聞の事態を起こした」として、「国会議員の質問権を封じるということにもつながりかねないので、再発しないように、きっちりとけじめを付ける必要があると考えている」とした。