さる4月10日、民進党の長島昭久氏が離党届を提出したことで、当面、都議選では民進党はダメージを受けるかもしいれないが、長期的に見れば、プラスに作用する可能性の方が大きいだろう。
長島氏は、離党の最大の理由として、「共産党との選挙共闘という党方針は、私にとって受け入れがたいものだ」としいているが、有権者サイドから見ると、長島氏のような“保守タカ派”が目立つことが民進党を支持するネックになっていた面も大きい。
安全保障・外交政策で、安倍首相をもしのぐほどのタカ派がいるのでは、一体、民進党と安倍自民はどこが違うのか、という疑問が根強いからだ。長島氏がみずから離脱しいてくれたことは、むしろ幸いといえる。