シリア・サリン虐殺=プーチンを増長させた安倍・トランプの責任は重大だ | 一言居士21+α

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そんな老婆心から立ち上げたのが「一言居士21」です。
40年余りの記者経験による直感と近現代史の視点から、
気ままに放言していきたいと思います。
(2016年4月、原則として敬称略)

シリアの市民が化学兵器サリンによる虐殺で地獄絵の惨状にある。

トランプ米政権は、アサド・シリア大統領による空爆によるものと非難に転じている。

 

だが、トランプ米大統領は、プーチン・ロシアに好意的な態度をとり続けてきたことは、ご存知のとおり。そしてわが安倍首相も常々、プーチン露大統領との親密さをアピールしてきた。

 

日米首脳の力強い支持を受けたプーチン大統領は、それまでの形勢が好転し、ウクライナ等の周辺国に対して一気に強気に転じている。

 

そうしたなかで、お膝元のサンクトペテルブルグで、しかもプーチンの滞在時に地下鉄テロが発生した。推測するに、直接か間接かは不明だが、シリア空爆=サリン虐殺を仕掛けた、と見られる。

 

これほどの惨禍を招いた責任は、やはりプーチンを増長させた安倍・トランプ両氏にあるというべきだろう。2人の責任は重大である。