ドブガイ | 一望千里

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田舎ぐらしを通じて、自給自足への挑戦をしながら、野菜作り、山菜取り、海釣りなど、日常の出来事を記事にしてお知らせします。

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先日の大雨で湛水場のレーキにゴミに混じってドブガイが2個上がって来ました。

巨大なシジミみたいなやつで殻長が8cmぐらいあります。

昔、山中湖の湖畔で殻が打ち上げられていたのを見たことがありますが、

生きた実物は初めて見ました。

子供の頃に小川で魚獲りをしている時にカラスガイを獲ったりしたものですが、

それに良く似た貝で臭みがあり、あまり食用には向かないようです。

名前からしてドブの中で住んでいるように思われるかもしれませんが、

川や溜池に住んでいる貝で植物プランクトンを餌にしているので、

いくらドブガイでも汚い水では生きられないのです。

ドブガイにはA型とB型の2種類のタイプがいて、

20cmぐらい大きくなるものをヌマガイ(A型)、小型のものをタガイ(B型)と

呼びますが、一般的には混同してドブガイと呼んでいるようです。

 

このドブガイは淡水魚マニアには知られた存在で

驚くことに通販などで売られているのです。

淡水魚の水槽の水質浄化のためと、タナゴの産卵用にするためですが、

それが結構高いのです。

10個で2.000円で売られていました。

タナゴはドブガイなどの特定の貝にしか卵を産まないため、

ドブガイのいないところにはタナゴは生息しないとまで言われており、

貝のエラに産卵管を使い産み付けて自身の卵黄を吸収して成長し、

逆にドブガイの幼生はタナゴやヨシノボリのエラやヒレに寄生して

栄養を吸収する共生関係にあるようです。

 

えっ貝にエラがあるの?と思われる人のために貝の体の仕組み貼り付けました。

 

(図は西宮市貝類館のホームページよりお借りしました。)

 

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