借金取りの王子 | 春はあけぼの

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趣味の話をつらつらと

11月19日(月)
借金取りの王子/垣根 涼介
¥1,575
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さぬき市志度図書館で借りてきました。


リストラ請負会社のサラリーマン・村上真介のお仕事は、リストラ対象者と面接し、自主退職を促すこと。


この本の中では、デパート、生保、金融、ホテルの従業員面接を行っているが、外部の人間にはわからない、内側からの、その業務の実態がわかっておもしろい。


また、その業界が、どんな人物を望んでいるか、働く人はどういう意識でいるべきかを教えてくれている。そして、人として心豊かに生きるためには何が大切かを考えさせられた。


これから就職活動をしよう、という人に お奨めの本だと思う。



それにしても、営業の世界って、厳しいですね。ノルマを達成すると、さらにノルマの上乗せがされる。営業でトップになっても、さらにノルマを増やされるだけだから、頑張れば頑張るほどキツクなる。挙句、ノルマが達成できない月が続くと降格されたり、リストラの対象になるというんだから、たまりませんね。


会社って、利益を追求する集団だから、それがあたりまえ、と言われたらそれまでなんですけど。


うちの店なんかは、売り上げが悪いと、「選挙があったから」とか「急に寒くなったから」とか「スポーツのテレビ中継があったから」といろいろ言い訳を思いついてしまうのですが、全国チェーンのお店になってくると、どんな理由があろうとも、「前年比10%増し」とかのノルマがあったりするんでしょうね。


この本を読んでつくづく、一生、ひとつの会社で順調に働いていくのって、難しい世の中になっているんだな、と思いました。


がんばってもがんばってもノルマが増えて、達成できなければ、そこで終わり。人が使い捨てにされている。

また、会社自体もすごい競争にさらされていて、消費者にもわかる形で、露骨につぶしあいをしているところもある。


なんかねー、生きるって厳しいね。



この本にでてくる人たちは、それでも、すごく前向きに、しっかりした足取りで、この社会で生きていくための選択をするんですけどね。


私もダラダラしてないで、もっとがんばらなくちゃなー、と思ったりしました。