少し時間が経ってしまいましたが、9月8日に2020五輪が東京に決まりましたね。前夜からIOC総会の様子がTVで中継され、多くの方が3カ国の最終プレゼン、そして開催地発表を固唾を飲んで見守ったのではないのでしょうか。
さてこの最終プレゼンには、FLLのプレゼンにも役に立つ多くのヒントがありました。
・具体的な数字を入れる。
・エピソードを入れる。
・「思う」と言うのではなく断定する。
・聞き手の国の文化にあわせる。
・チームワーク。
等々。これらのことは、新聞やテレビなどで取り上げられているので、ここで全て書き記さなくても大丈夫ですよね。
特に私が良いと思ったのは以下の3点です。
1つ目は、英語でのプレゼンです。
国際舞台では、私たち日本人のような非英語圏のプレゼンターが英語圏の審査員にプレゼンするには、英語(IOCではフランス語)という大きな壁が立ちはだかります。日本語で話し、通訳を介する方法もあります。この方法では、持ち時間の半分を日本語、半分を英語で費やすため、通訳を介さないプレゼンと比較すると半分の量しか伝えることができません。
それよりなによりも、英語の下手くそな日本人が英語で伝えようと懸命な姿を見て、審査員どう思うでしょうか? IOC総会の日本の最終プレゼン(例えば猪瀬さん)を見れば分かると思います。下手でも、苦手でも国際的な場では、英語で伝えることが大切です。
2つ目は、原稿を覚えることです。
原稿を覚えると、顔が上がります。聞き手に目線を配り、微笑み、声だけでなく表情でも訴えることができます。そして原稿を持たない手を自由に動かすことが出来ます。身ぶり手ぶりです。
プレゼンというと、兎角パワーポイントを如何に格好良く作れるか、そんなことに走りがちですが、プレゼンの善し悪しはプレゼンターのそのものの力だと思います。パワーポイントや写真・動画の視覚的な効果は、プレゼンターを引き立てるものであり、主役ではありません。
3つ目は、練習です。
IOC総会五輪最終プレゼンを見れば、どれほど練習したのか容易に想像できます。実際に「安倍総理は練習を重ねるうちに原稿を覚え、プロンプターを使わなくても大丈夫になった」と新聞記事にありました。また佐藤真海さんも、お風呂やジムなど時間があれば、原稿を口にしていたとテレビで話されていました。
舞台に立てば、天からの啓示を受け、口が滑らかに動き、自然に素晴らしい言葉が次から次に出てくるといったことはありません。まずは練習です。あのスティーブ・ジョブスですら、何日もかけて練習をしていたと聞きます。
実はFalconsも、プレゼンを行う際、これら3点について力を入れてきました。そのためIOC総会五輪最終プレゼンを見てFLLと重なって見えてきました。
国際舞台でのあの素晴らしい瞬間を、FLLに挑戦するみなさんにも是非掴み取って欲しいと願っています!
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【大人のみなさんへ】
「グローバル人材の育成を!」と叫ばれている昨今、言語教育も大切ですが、「聞き手が何を考え、何を知りたいかを分析し、その上で自分の考え・思いをしっかり伝えること」が、国際的な場(今回の五輪最終プレゼンなど)では大切なのではないかと考えます。
ゴールは「聞き手の心に届く」、言語はその手段、と言うことです。
この観点から言えば、Falconsが長らく挑戦してきたFLLは、プレゼンを通して国際的な感覚、伝える力、ロジカルな思考を伸ばすにはうってつけのプログラムです。しかも、子どもたちは、教えてもらうのではなく、主体的に取り組みその能力を伸ばすのです。
想像してみて下さい、世界が注目する舞台に駆け上るお子さんの姿を!