こんにちは。
ツイッターはバカッターまたはバカ発見器と呼ばれ、
主に若年層のユーザーを中心に、
およそ現実の社会では決して口に出せないであろう
発言を軽はずみにして、問題となることが多いようですが、
復興庁の水野参事官の、テレ朝的には「裏切り発言」には、
僕はどうも同情の念を禁じ得ません。
というのも、”彼の立場を抜きで考えるならば”、
思っていても致し方ない人間的な感情であろうとは思うのです。
実際に被災していない立場だから、というのは否めませんが、
地震・津波が発生したことはあくまで天災であり、
その規模や時期、被害を予見することは、
たいへんに困難なことであるはずです。
国の原発政策が、安全上の理由で「失策」であったとしても、
メリットはたしかにあったはずで、
事後的に発覚したデメリットについては、
国民として判断して、結論を出すべき問題です。
だから、復興が一向に進まないと
担当者に罵声を浴びせたり、問い詰めるというのは、
真に建設的な姿勢ではないと思います。
対立よりも、折衝すること。
議論を詰めることが重要で、
国の役割は、それを可能な限り早急に
法制化し、施行することにあるはずです。
それに、復興を求める”市民”の中には、
明らかに、多数の、「プロ市民」が存在し、
復興に利権を求める個人・団体は少なくないはずです。
光市の母子殺害事件の裁判もしかり、
橋下大阪市長の発言も同様で、
議論を歪曲し、マスコミや民意をアジテートする存在は、
今回で言うと被災者・国の担当者双方にとって
利益になる存在ではないように思います。
彼のツイートで、
「曖昧に(先送り)するという解決という手もある」
という趣旨のものがありましたが、
どうやら彼自身も曲がりなりにも”解決”は求めているわけで、
例えば丸亀製麺のザルを清潔にしなかったアルバイト労働者でも、
必要以上の手間をかけずに
きれいなザルでお客さんがうどんを食べてくれるに
こしたことはないのです。
水野参事官も、すべてがスムーズに事が運んで
被災者の方々が迅速に救済されることを
望んでいないわけでは決していないと思い、
僕はその点では同情したくもなるのですが、
やっぱり本音はいけませんわね。うん。
結局は、賢い官僚の方が
バカッターを発動してしまったというわけです。
というわけで、少し前のことですが、
「藁の盾」を映画館で観て、
翌日に北九州の劇場で「木の上の軍隊」を観てきました。
そう…藤原竜也祭なのです!
この濃密な藤原期間を過ごすまでは
あまり関心のある俳優ではなかったのですが、
特に「藁の盾」のキャラクターがすばらしすぎて、
すっかりファンになってしまいました。
「木の上の軍隊」は井上ひさしの遺作ということで
期待しすぎたせいか、
あまり驚きの多くない舞台ではありましたが…。
とはいえ、「藁の盾」は藤原竜也の演じた清丸を含め、
すばらしい映画でした。
例によってヤフーレビューでは、
馬鹿げているとか、アクションが中途半端だとか
現実にはありえない設定だとか、一部で散々に
こきおろされていましたが、
そういう映画なのです、これは。
上記のような批判は、
言ってしまえば東宝△の波しぶきに
リアリティがない!!!と騒ぎ立てるようなものです。
繰り返しますが、そういう映画なのです、これは。
あまり俳優の演技がどうこうとかは
素人であれ玄人であれ、馬鹿げた批評だとは思いますが、
三池監督の演出も含めて、
俳優別に魅力的な点を挙げていきます。
※決して批判しているわけではありません。魅力的な点です。
大沢たかお…実に奇妙な眼差し。油断しすぎ、唐突に焦りすぎ。
松嶋菜々子…とっても高飛車なのに、油断しすぎ。
伊武雅刀…おもしろすぎる博多弁。純朴でハートのもろいお偉いさん。
岸谷五朗…ギラギラ。ギラギラ。不自然さが不自然すぎて、手首に目がいってしまう滑稽さ。
山崎努…コロンビアに特設サイトのサーバーを設置した、バイタリティにあふれ知性に欠ける
老人らしい老人。
余貴美子…農道を非効率に走り回る、悲壮感漂う陽気な小市民タクシードライバー。
次に、魅力的なシーンを挙げます。
※決して批判しているわけではありません。魅力的なシーンです。
(どうでもいいですが、ネタバレです)
1.殺人事件の容疑者を移送するのに、徒歩。
2.警察官同士が言い争い、ハッとして、みんな出てけと喚く。
3.とにかく油断しすぎ。最高の成績を収めたエリートも、
道端の鎖で殴られ気を失う。
4.油断しすぎ。「包丁ば離しんしゃい」連呼で、犯人が包丁を降ろした時点で
油断してしまったため、結局射殺するはめに。
5.油断しすぎ。全ての根源が二人そろっているのに、
警察総出でコロシアムを形成。
6.北九州こわすぎ。グリセリンを詰め込んだトラック運転手に、
3億円事件を思わせる警官に扮した二人組。
さらに警察は油断しすぎ。
最後に、藤原竜也の紋切り方のキチガイの面白かった発言です。
(うろ覚え)
・「だっておばさん臭かったんだもん」
・「きたない! きたない! きたないおじさんが触った!!」
・「僕の好きなものとか嫌いなものに興味はありませんか?ふひ。」
・「ブサイクなガキ」
・「あ、死んじゃった。ははは。ふひふひ。」
・「後悔しています。どうせならもうちょっとヤっておけばよかった。ふひ」
・「僕を殺してもらったお金を、ほんの少しでいいから母に渡してください。ふひ。」
それにしても、
三池崇史監督は、たぶん企画どおりに
映画を撮る、ある意味では「プロ」なのだなあとは思いました。
”プロ市民”的な意味での”プロ”です。
「悪の経典」なんか、素晴らしく”プロ”の作品です。
こういった映画は、ディティールがどうとか、
趣味がどうこうじゃなくて、
昔ながらの日本の映画なのです。
ちなみに、僕が好きな俳優で、
絶賛「みんな!エスパーだよ!」に出演中の
深水元基さんですが、毎回毎回面白いのですが、
このドラマでは、決してファンが増えることはないでしょう。
瞬間移動、とっても面白いのだけれど。