ストレス耐性なんてものはない | A Day In The Boy's Life

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とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

周りから「ストレス耐性があるよね」なんて言われるんですよ。

でも、実際ストレスに強いわけではなく結構ガラスのハートの持ち主だったりするわけですよ。

で、ストレス耐性ってものが本当にあるのかって言われたらそんなものないと思うわけです。



ストレスからは逃げるしかない


自分的にストレス耐性があるって思われているのは、


1. 寝たら忘れられる都合のよい性格

2. 人の話を適度にスルーできる

3. 面倒がありそうなところに突っ込んでいかない無関心さ

4. ストレスを共有できる気があう仲間の存在

5. 逃げられない環境を作らないための空気口


のようなものがあって、要はストレスを溜め込まないようにしているわけです。

1.の性格は結構都合のよいものだったりもするのですが、この辺は人によって何日も引きづったり、怒りを維持したまま眠って、そのままのテンションで次の日に怒る人もいたりするものですからあんまり参考にならなかったりするのですが、2.3.なんかは要はスルー力みたいなところで、ストレスを受け止めるのではなく流したり、あんまり面倒くさそうなところには関わらないことでストレスの発生源を少なくするというように、ストレスを溜め込まないためには必要だったりするんじゃなかろうかと思うわけです。

もちろん、悪いところもあって人の話を聞いていないとか怒られたり、無関心さから人間関係が希薄になったり、冷たい奴って思われたりするんですが、情報があふれる現代においては自分が嫌だと思う情報は適度にスルーしたり、SNSなど気軽にコミュニケーションが取れる今だからこそ返ってSNS疲れなんかを起さないような適度な無関心さっているんじゃないかとも思ったりします。


4.の話は、気の合う仲間と愚痴をぶつけるために飲みに行ったりしても、似た状況で共通のストレス発生源があればぶつけ合うことで互いに外に追い出すことはできるでしょうが、片方の愚痴を延々と聞かさせるだけだったりしてそれが何日も続いてしまうと、聞いているほうのストレスが溜まってしまって、さらに別の人にそのストレスをぶつけるといった悪循環に陥ったりもします。

ですので、こういう仲間というのは同じ職場の人であったり、職種であったり、立場であったり、結婚しているとか似たような状況下にあるもの同士のほうがよいのではないかと思います。

単に愚痴の聞いてくれる都合のよい人という捉え方をしてしまうと、その人にストレスを押し付けているだけでいつか関係性が壊れてしまうかもしれませんし。


5.の話は、例えば家庭であったり職場であったり、どうしてもストレスを受けざるを得ない環境ってあったりするわけで、気軽に逃げるという選択肢が取れない場合に対して、その受けてしまったストレスをうまく逃がすための自分なりの空気口をちゃんと用意しておいた方がよいかと思っています。

例えば、ストレスを発散できる趣味があったりとか、家庭内でも一人の時間をもてるとか、運動して汗をかくとか、この辺は人それぞれ違ってくるでしょうけど、どうしても受けてしまうストレスに対しては、それを抜くための空気口ってちゃんと用意しておいて、自分であけることができるようにしておいたほうがよいと思ったりします。



精神論を振りかざす


人っていたりするわけですけど、そういう人ってきっと適当な人なんだろうなって思ったりします。

適当というのは、「○○は甘え」というような自分の意見を押し通していて、そうではないという人の話を聞かなかったりするので、ある意味その人はストレスを受けづらい人なんだと思います。

人の話をスルーでき、相手の立場を棚に上げることができるので、言い返したところで聞いてないし、ポジショントークを繰り広げられます。


過去の体験をベースに話したりする人もいますが、その時と今の時代の状況の違いを理解してなかったり(または、それを棚に上げておいたり)、昔の状況がより不利であったかのように話してきたりもするのですが、結局のところその優劣を判断することは誰もできませんし、今の時代の方が全てにおいて優れているとも限りません。

情報を捨てるセンス 選ぶ技術 」という本(まだ、全部読んでないですが)の中に、現代において人が1日に下す決断の数は約1万件、消費した情報量は50年前に比べて3倍になっているそうです。

都合のよい捉え方をすれば、それだけ豊富な情報があるのに何で仕事ができないんだ見たいな事を言えるかもしれませんが、実際それだけの情報に埋もれ、その目にする情報によって素早い判断を求められ、得たくも無い情報を耳にしたりすることでストレス量も増加します。


また、こういうことを言う人って、立場的に上だったりするもんですからそもそもストレスを受けにくい環境下にいたりします。

ストレスが無い立場なんで、ストレスを受ける側の立場を理解できなかったりしますし、その上下関係の有意性からストレートに発する言葉に、受け手はストレスを感じたりするわけです。

立場が上であるが故に、ストレスを逃がすための空気口はいつでも自分で作れますから、状況がまずくなったら逆ギレして強制させたり、あとは適当にやっといてと丸投げしてくるのではないかと思います。

何れにせよ、こういう人が今の自分と同じ立場でやったら我慢してできるのだろうかとか思ったりすることもありますが、これはその人と同じ考えに染まることになるわけなので、そういった考えをするよりはそういう人にはなるべく近づかないで済むように考えた方がストレスが溜まらなくてよいかもしれません。


結局、ストレスなんて誰しもまともに受け続けていたら自分の中に蓄積されていきいつかつぶれてしまうもので、受け流すまたはストレスから逃げる・遠ざかる術を身につけるしかないのかなと思っています。