このエントリはなるべく続けたくないのだが、「平成20年度秋期情報処理技術者試験: プロジェクトマネージャを受けてきた 」の続き。
前回は見事にすっころんで(午後1であえなく脱落)しまい、「また来年かぁ」と思ってたら2009年から新しいプログラムに書き換わり、しかもプロジェクトマネージャ試験は春へ移行となったため、半年で再チャレンジできる幸運(?)に。
新制度の解説は、よく読ませてもらっている下記のブログのエントリが参考になります。
PM新試験制度 2009年春期 @ みかんせい。[PM-Tokyo]
ということで、午前が2分割されかなりの長丁場になりそうです。
といっても、前回受けた感触は午後の試験は時間がいくらあっても足りないという感じでした。
まぁ、論文なんて答えがないものに取り組むので、そういう感覚はどうしても出てきてしまいます。
午後1は回答数が3/4から2/4へ変更になり、若干の余裕ができたのですが、その分採点のレベルが上がってそうな感じを受けます。
午後1もかなり時間なかったので(前回は選択ミスで2問しか回答できませんでした)、余裕ができるのはうれしい限りです。
そして、試験日が4/19(日)ということで、もう残り2ヶ月ちょっととなってしまいました。
ということで、先日参考書を買ってきたのでその感触(といってもぱらぱら程度しかめくってませんが)と、自分なりの対策をプラスして。
情報処理教科書 [春季] 高度試験 午前対策
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- 午前対策はこれで十分だろうと思われる内容です。
大体、午前の問題は過去問題を繰り返しやっていればどうにかなります。
プロジェクトマネージャの試験とはいえ、ここは経験やテクニックの必要がない領域。
これ一冊、2回3回と繰り返せばどうにかなると思います。
ただ、プロジェクトマネージャ試験の肝は午後にあるので、どちらかというと午前対策は結構間近になってから始めることになるかと。
もちろんこれをおろそかにすると午前中の試験で足切りされる恐れがありますが・・・。
プロジェクトマネージャ試験 完全攻略
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一応、午前の対策も含まれているのですが、完全攻略という割には内容がちょっと薄い。
午前対策にいたっては50ページもありません・・・。
全体で300ページをきるコンパクトな本ですが、午前対策を除いたページは全て午後の対策に充てられています。
論文のサンプルも多いので、午後対策のための参考書の2冊目としてなら合格点かもしれないと思いました。
午前対策と言ってることは同じですが、午後のほうも過去問題を解いていくことが重要になってきます。
本当は、プロジェクトマネージャに求められる領域というものを試験の範囲に沿って、体系的に学べることがよいのでしょうけど、そういうことをするにはキャリアスクールに通わないといけないということになってしまいますので、過去の問題と解説をよく読んで必要なテクニックや模範解答というものがどういうことかを理解しておく必要があります。
午後の試験に必要なのは、プロジェクトマネージャに必要な知識だけでなく、文章の読解能力や表現能力も必要になってきます。
こういうのは、自分ひとりで考えてもどうしようもないので、こういったテキストを参考にして繰り返し頭に叩き込んでいくしかないと思います。
情報処理教科書 プロジェクトマネージャ
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私のほうでは前回受けた際に買ったので一つ古い参考書になるのですが、午後の対策に特化した参考書となっています。
プロジェクトマネージャ試験の午後の領域で必要な知識を体系的にまとめていますので、それぞれどういった知識が必要かというのもよくわかります。
過去問題の解説が豊富で、付録のCDには午前の問題も収録されていますので、これ1冊でいけるかもしれません。
今回、新調しなかったのは本屋でぱらぱらめくってみたら内容があまり違ってなさそうだったので(解説している過去問題は違っているようでした)、先ほど紹介した参考書に手を出してみました。
ただ、内容量も非常に多く、わかりやすい参考書だと思います。
プロジェクトマネージャ合格論文集
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これ、買ってはいないのですが本屋で見つけたときに、良いかもと思ったので紹介しておきます。
午後2の論文に特化した参考書です。
論文では、問題文に沿った内容のものを自分の経験と照らし合わせて論じなければならないのですが、わかりやすい文章をとか、定量的に書けとか、そういうことを言われてもどういったイメージのものなのかがよくわかりません。
こういう合格した論文を実際に読んでみることで、なるほどと実感できるところがあります。
午後2の論文は、答えあわせができないので、試験勉強をしていてもとても不安になります。
ですので、読むだけでなく合格論文のイメージがつかめたら、実際に自分も過去の問題に沿って、実際の試験時間で書いてみることが大切だと感じました。
試験時間は2時間もありますが、なかなか大変です。
書くのを止める時間はほとんどありません。
腕がつる覚悟で書ききらなければ無理です。
なので、前もって出題される範囲の問題を実際に書いてみてパターンを頭に入れておく必要があります。
試験勉強で作り上げた論文の幾つかは、実際の試験問題でも応用できます。
最初のプロジェクトの概要とかは、それほど問題と関係性がないので、頭に入れておいたものをあらかじめ作っていたものを、そのまま書いてしまうというのが1つの対策になります。
もちろん、その後の問題につながらなければ、問題の意図を汲んでいないとして不合格の論文になってしまいますが。
論文の基準もかなりあいまいなので、合格する論文はどこがポイントになっているのかをよく知っておく必要があると思います。
以上、4月に向けてこれからピッチを上げていきたいと思います。
ちなみに、受験の締め切りは2/9(月)までのようなので、迷っている方は急いだほうがよいかと思います。