「情報システム部は裏方か、花形か 」にも書きましたが、社内システムエンジニアって外からすごく見えにくい職業です。
いったい何をする職種なんだろう?どんな仕事なんだろうと?と疑問をもたれるのは、情報システム部門というのが閉鎖的(※)で中の人が何をしているのか周りから見えないからだと感じます。
※ 取り扱う情報や会社の根幹を成すシステムを取り扱う以上、致し方ない部分もありますが。
ただ、やっていることはそれほど一般的なシステムエンジニアと変わりません。
大きな違いは対象が対外的なサービスではなく、社内システムであるということぐらいです。
会社で働く以上、ある目的を目指して日々業務を行うことになります。
自己の目標とは異なり会社で勤める以上、そこでの成果を期待される目標値が存在します。
営業や生産部隊(対外的なSE)であれば、売り上げの数値が一つの目標値になるでしょうけど、社内SEというのはいまいちクリアすべき目標がはっきりしません。
売り上げなんてものはありませんし(会社によっては社内売りを立てて数値化しているところもあるかもしれませんが)、数値化するにしてもなかなか難しい目標が多くなります。
例えば、
・ 運用システムの稼働率○%以上を達成する
・ 保守・運用業務の工数を○%削減する
・ システムリリース後のバグ検出率○%以内
とか。
要するに「維持」するとか「削減」するとかの目標が多くなり、自らが何かを考案して新規の施策を実践に移すということがなかなかできません。
そういう新規施策は、経営企画や事業戦略部門などが発案して、社内SEはその言われたモノを作るという仕事が多くなります。
「改善」する目標であれば、どのようにやるかそのアプローチを考えながら実行できるのでやる気もでたりしますが、そういうものなく「削減」しろといわれたところでどうすればいいのさ、という気分に陥ります。
こう見ると目標が立てづらく、そして退屈であるかのようにも見えます。
実際に人によってはそう感じると思いますが、社内SEのよいところは、一定の自由と選択権があるというところではないかと思います。
ルーチンワークは時間が読みやすいのと削減しやすい業務です。
そこで一定の自由な時間を生み出すことが可能になります。
そして、選択権とは業務のプロセスを自らが考え取捨選択して実行に移しやすい環境です。
どんなプログラミング言語を使うとか、どういう開発手法で行うかとか。
確かに担当するシステムや定型化された業務というものと付き合っていかなくてはなりません。
ただそれは、自らがその枠の中でそうしなければならないと当てはめようとしているからだと思います。
考え方を変えれば、それだけやっていれば当面の目標はクリアできます。
社内SEは、自己の目標と結び付けて働くことができる環境なので、自分の中でモチベーションを見つけ出し、それを糧に業務に取り組んでいかなければならないと感じます。
逆にそれができない人は、その環境に飲み込まれ、その中でしか仕事ができない人間に陥る危険があると思います。
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