ネガティブは伝染する | A Day In The Boy's Life

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とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

チーム全員がうつ退職 「人材使い捨て企業」で何が起きたか @ DIAMOND ONLINE


IT企業の多くはこのような状況にあるのではないかと感じます。

このエントリで取り上げられた企業に限った話ではないかと。


この根本的な原因となるのは、このエントリでも書かれているような不毛なスパイラルがもたらした罪科です。

結局、一度企業にとって都合の良い制度を作ってしまって社員が逃げると、その補充人員を早急に戦力に仕立てなければなりません。

会社の制度など大抵は外面はよく作っていますが、内容は社員にとってメリットのあるものはあまりありません。

そしてそれは月日の経過と共に露呈することとなり、社員はどんどんと逃げていく結果にないます。

それを断ち切る時間がない(または根本的に気づかない or 気づかないふりをしている)ために、そのスパイラルは延々と不毛に続いていきます。

つまり、都合の良い制度がより悪い制度を招く結果となり、この不毛なスパイラルは加速度を増していきます。


話を変えて、こういう状況に追い込まれた個人の状態を見ていくと、一人のそのような追い込まれた状況の人がいると、その状態は他の人へも伝染します。

追い込まれていなくとも、ネガティブな発言を好む人というのは結構大勢います。

「他ならもっと給与良いのに」「こんな会社絶対止めてやる」など周囲の目を気にせずに発言する人がいるわけですが、そのような発言はその周囲に暗い影を落とす結果となる事をその人は気にかけていません。

少なくともその人にとっては、「みんなもそう思っているはずだ」という理由で会話を続けたりします。

が、多くはそんなことはなく、その人にとって仲の良い気の合う仲間で、しかもさらにその一部でしか同意する人はいないはずです。

幾ら仲のよい同僚とはいえ、同じ仕事をする仲間からそのようなネガティブな発言を聞いて、強く賛同する人などそういません。


まったく別の職業に付き、その人の置かれている立場や状況が分からない人にとっては、そういう愚痴を言われてもあまり痛くも痒くもありません。

「そうなんだぁ」と適当な相槌を打っていれば話が流れていきますし、愚痴を言う方もきいてくれる人がいるだけで少しは楽になるものです。

(その飲みの席はおごってもらうか、自分の食べたいもの/飲みたいものを遠慮せずに頼む事をお勧めします)


少なくとも何らかの理由でネガティブな状態になっている人を見かけたらその人を集中的にケアしなければ、それが周りに伝染し、より悪い状況へと変わっていきます。

それがケアできない状況により、周りに伝染、そして誰もいなくなったというここでも不毛なスパイラルができてしまいます。


エンジニアの場合、一日中PCとにらめっこすると言う状況が多く、それが好きでやっている人にとっては何も感じ

ませんが、向いていない人にとっては苦痛以外の何者でもありません。


※ 以前に書いた「技術が好きなエンジニア、技術が好きではないエンジニア 」のように技術に興味を持たない

  エンジニアもいます。


こういうところからか、結構エンジニアには独り言を言う人が多いように感じます。

「やった!」とか「完璧 !」というポジティブな独り言なら聞いててまだほほえましく思えるかもしれませんが、「んだよぉ!」とか舌打ちが隣から聞こえてきたりすると一緒に仕事をしているメンバーとしては少し暗い気持ちになったりした経験は無いでしょうか。

これも状況を悪くするスパイラルの一種です。

そのようなスパイラルを断ち切るのは、前のエントリ で書いたような環境の問題に取り組むべきかと感じます。


企業の制度が悪いと言うのは簡単ですが、何もせずにそれがカイゼンされることを待ち望むのは果てしなく長い時間がかかるでしょうから、思い切って転職を行うなど企業に頼らない個の強さを磨いていく事も重要になってくるのではないでしょうか。

企業側にとっては、そのようなスパイラルによってもたらされる不利益を強く認識する必要があると思います。

少なくとも数年働いた社員が他の企業に移ることは、その企業内で蓄積されたノウハウを持ち逃げされているようなものです。