喫煙所で聞いた会話。恐らく事務系か営業さん。
A 「サーバーって言われてもわかんないんだよねぇ。どんなの?おっきな箱みたいなやつでしょ?」
B 「あぁ。まぁそうだけど、そんなPCと違いは無いんだよ。サーバー用OSが入っていれば」
これだけの会話でもツッコミどころが満載です・・・。
1. サーバーは大きいの?
まず、おっきな箱というのはメインフレームみたなのを想像したのでしょうか?
そもそも、そんなに巨大なサーバーは一般的なシステムで使用されることはありません。
実物なら、例えばこの辺を見れば・・・
今のPCレベルではほとんど見かけませんが、タワー型のものがあったり、サーバールームなどサーバー群を設置する専用の部屋にあるサーバーラック
に設置するためのラックマウント型などそれなりに小型のものが主流です。
HDDでも、デスクトップPCに搭載されている3.5インチのHDDではなく、ノートPCと同じ2.5インチのHDDを搭載したサーバーも出ています。
そういった小型化されたサーバー郡をまとめた、ブレードサーバー
も主流になりつつあります。
2. パソコンとサーバー機の違いはなに?
機器の基本構成は、PCと同じです。
CPUがあり、メモリがあり、ネットワークカードがあり、そしてハードディスクがある。
ただ、サーバーと言うからには、処理性能や耐久性、障害性に優れて無くてはなりません。
そのために、CPUが複数搭載されていたり、メモリもPCレベルのものに比べればかなり多い容量のものが積まれています。
ハードディスクも壊れたら即アウトだとこまりますので、RAID構成をとる場合が多く、複数のハードディスクがサーバー内に搭載され、1台が壊れても問題なく稼動できるような構成になっています。
また、機器の一部が壊れたといった場合でも、パーツごとに取り替えられるような構成になっており、それを行ってくれる専用の保守サービスが存在したりします。
PCであれば、壊れたら買った電気屋さんやメーカーに一旦送り、修理完了後に戻ってきます。
サーバーで同じ事をすると、その間にサーバー上で提供しているサービスが止まってしまいますので、サーバーの一部の機器が壊れたら、その壊れたパーツのみを業者が持ってきて、その場で交換対応をしてくれます。
3. サーバー用OSってあるの?
あります。
サーバー機にしか使えないOSというわけではありませんが、専用OSとして売り出されているものはあります。
例えば、LinuxであればRedHat 、WindowsであればWindows Server とか。
サーバーOSには何が入っているかというと、サーバー上で稼動させるサービスを提供するソフトウェアとか、サーバーを管理するためのツールが入っていたりします。
PCもそうですが、サーバーも同様にきちんと管理を行わなければ、問題が発生します。
PCであれば、困るのは自分だけですが、サーバーはその上で色々なシステムを利用者に提供するものなのでトラブル続きでは困るわけです。
また、先ほど出た機器の保守サービスと同様にOSの保守サービスも存在します。
OS上で問題が出たら、その問題解決の手助けをしてくれたり、OS上のソフトウェアに欠陥があった場合に、その修正パッチを提供してくれたりするOSも存在するわけです。
4. 結局、PCとサーバーの違いって何?
違いはありません。
利用者が望むサービスがそこで動いていれば、それがサーバーになるのです。
Aさんが利用しているPC上で、Webのサービスを立ち上げたとします。
それをBさんから見れば、AさんのPCはサーバーの役割を果たしている事になります。
逆にBさんのPCでWebのサービスを立ち上げれば、AさんからみてBさんのPCはサーバーになります。
ただ、サーバーがころころ変わるのは利用する側にとっては面倒ですよね。
それであれば、1台の機器にサービスをまとめて提供できるようにした方がよい。
ただ、1台にまとめて色々な人に利用させると、それなりの良い性能を持つ機器が必要になります。
利用者が増えれば増えるほど、停止する事に問題が出てきたりもします。
問題が出た時は、やっぱり早く復旧しないとクレームになったりします。
そんなこんなで、一般のPCより優れた性能や耐久性を兼ね備えたサーバー専用機が、問題が発生したときでも対応を行ってくれる保守サービスが付いているような、サーバー専用OSが存在するに至っているわけです。