企画書は1行 | A Day In The Boy's Life

A Day In The Boy's Life

とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

企画書は1行


この本には各界の著名人の成功事例を元に、その転機となった際にその人を突き動かす原動力となった想いをこめた1行を凝縮した本です。


※ 企画書の書き方の本ではありません。

  ヒントも一部含まれますが、そこに期待できる内容の本ではありません。


トヨタ自動車の会長もいれば、キャプテン川淵氏、行って見たい動物園と聞けば必ず名前が出てくるであろう朝日山動物園の園長、小菅正夫氏のものまであります。


熱い想いをそのままに一心不乱に突き進んだ人もいれば、その想いを実現するために綿密に計画を立てて、一つ一つ実現していった人、その言葉が思いも寄らぬ方向へ働いてしまった人などそれぞれの人生観も合わせって面白いです。


企画を立てるというからには目的と言うものが必ずあるもの。

その目的を達成する為の計画としてまず手始めに作成するのが企画書ですが、そこに漠然とした内容では、何を最終的に成せばよいのかわかりません。

一方でプロセスだけを細かく定義しても、そもそもの目的がなんなのか、何のためにこの計画を遂行しなければならないのかと言うことが分かりづらくなってしまいます。

始めに目的があり、その目的というのはこういうことなんだという、そのプロジェクト(とそれに関わる人)を引っ張っていくための大意が必要です。


当然大きなプロジェクトの進行は一人ではできないもの。

では、関係する人々を動かすだけの大意がそこにあるのか、そしてその大意を言葉にすることができるのか。

企画書自体はそれが全てなのかもしれませんね。


その言葉は稚拙でも良い。

その熱い想いが分かりやすく伝わるのならば。

そんな事を感じさせてくれる一冊です。