Web2.0時代のセキュリティ | A Day In The Boy's Life

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とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

ブラウザでTerminal? Ajaxでサーバ管理も? - WebTTY


Web2.0 という言葉が出てて以来、「こちら側」の機能はどんどんと「あちら側」に吸収されて

言っており、クライアント環境としてのLinux で述べたブラウザだけあれば全て事足りる

という時代が来るのも非現実的ではありません。

(以前に、Ajaxでデスクトップを開発しているという話題はNewsで見たことがあります。)


このWebTTYもそんなWeb2.0の題材としては面白いものではあります。

現時点でも、TeraTermなどの端末ソフトとネットワークの設定により自宅にいながら

社内のサーバーに接続すると言う事は技術的に可能ですが、手軽さで言えばこのような

Webインターフェースからアクセスできる方が良いでしょう。

社内へのサーバーへHTTP経由でアクセスする事は許可されている事が多いでしょうし。

(逆にSSHやTELNETでの接続は大部分で不許可になっているはずです)

サーバーに何らかの問題があった場合、会社に、現地に行って対応するというよりは

どこでもブラウザがあればアクセスでき問題を解決できると言う状況になれば、プログラマや

サーバー管理者などの負担は軽減されると思います。(劇的にとはいえませんがね・・・)


もちろん手軽なWebのインターフェースを持つといっても、セキュリティ周りの問題が

あったりします。

パスワードをかけていると言っても、パスワードを解析するアタックを受ければ侵入される

可能性が高くなります。

(パスワード破りの近状については、こちら を参照)

ネットワークの制限をかければ、どこからでもアクセスできると言う手軽さが薄れてきます。

(そもそもインターネット上からのアクセスで制限を書けるというのは現実的ではありませんし)


こういった意味で、Web2.0のアプリケーションではそのセキュリティ周りと言うのがかなりの

大きな意味合いを持ってくるように思えます。

ただ、まだWeb2.0時代のアプリケーションと言うのは手探りの状態で、とりあえずアプリを

動作させる事を優先的に行っています。

ですので、このセキュリティ周りについてはあまり目を向けられていないように思います。

確かにこの辺りは非常に難しいところで、ブラウザと言う大部分のPCにはインストールされている

代物に対して、そのアクセス先との接続をどのようにしてセキュアに確立できるかというのは

現時点でも、SSLの通信とユーザー主導でパスワードを管理するという2点だけに限定されている

ところです。


こういったところを解決しなければ、Web2.0時代のアプリケーションと言うのも単純な「見せ物」として

終わり、企業などの業務アプリケーションには利用できないという事にもなるのではと感じています。




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