- SE の教科書 ~成功するSEの考え方、仕事の進め方/深沢 隆司
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まずはSEとはから、業務システムを構築するにあたって各プロセスで重要視される
事項(マネジメントの方法やら、会議の進め方、ドキュメント作成に至るまで)を細かく
解説しています。
一番は、人と人のコミュニケーションの重要性を説いているところでしょうか。
システムと言う無機質なものを作り上げるのも人、そしてそれを利用するのも人。
つまりは、人と人のコミュニケーションからシステムが生まれるわけです。
こういった本を読むと、必ず「わかる。わかる。あぁそういうことあるよねぇ」という同調が
得られます。
こういった同調は、(私もそうですが)一つの会社にずっといる人にとって安心感を
与えてくれたりするものです。
つまりは、ずっとその会社の文化の中でやってきた仕事の進め方と言うのが
他と比べてどうなんだろう?という不安や疑問を打ち消してくれるからです。
多少なり相違はあるにせよシステム構築に至る各プロセスは、そこまで大きく違う
事はなく、そしてそこで発生する問題と言うのもまたどこでも似たような事が起きている
ものです。
そしてまた、こういったSEのベテランの方の本は、その人がそれまでに経験した
色々な失敗などをもとに書かれていたりします。
こういったことは、必ず自分たちも経験する事になり、そして失敗しそれをどう解決
すればよいか悩むものです。
そして、それを解決するために導いた答えと言うのは、そのベテランの方が出した
答えと遠からずと言ったものが多々あるわけですから、こういった本を読む事は
そういった無駄を減らしてくれるものと言えます。