これは普段から自分に言い聞かせている事です。
自分は、エンジニアですので技術面にどうしても考えが偏りがちになってしまいます。
いつしか、その技術を使う事自体がGoalのように。
入社2年目のA君にある業務を頼んでみた。
「運用業務のこの部分の作業負荷が高い。もっと効率的にやる方法はないか検討してみて」と
A君は、それを解決するためのツールをいくつかピックアップし、検証しながら絞込み1つの
ツールを導入しようと決めた。
当初は、そのツールによる導入後の効果や運用イメージを聞かせてくれたが徐々に
そのツールの導入がうまくいかないとか、導入するには今のサーバーの環境を変えなければ
ならないとか技術面に特化した報告ばかりになってきた。
何時しかA君自体の目的がそのツールを導入する事に置き換わっていました。
そもそも、運用業務の改善を行うために何もツールを導入する必要性というのはないわけです。
運用業務の負荷が高いのは、何が原因なのか?今のシステム面での問題なのか、それとも
運用業務のプロセス上に問題があるのか、単に体制が悪いのか。
運用業務のプロセスが悪いのであればツールを導入したところ対した効果は得られません。
運用体制に問題があるのならそもそもツールは関係ありません。
自分も経験ありありですが、ある技術に触れるとそれをどうしても使ってみたくなる衝動に
かられるものです。
ですが今回、何をしなければならないのかを考えた過程で、技術でどのように補っていくか
という事が重要になるかと思います。
その技術がその目的を達成するために絶対的に必要なものであれば、かまいませんが
そのような事は無いはずです。
もっと良い方法がないか、冷静に分析した上で決定する。
木を見るのではなく森を見る広い視野というものもエンジニアには必要な要素だと思います。