こんにちは
モニターカウンセリングをさせて頂いた
UMI後輩のAちゃん。
彼女には大きなお金の不安がありました。
ダンナさんと共働きですが
いつでも
収入が減ってしまったら
もしくは無くなってしまったら
という不安に苛まれていました。
子どもたちにも
「いざという時のために貯金しておきなさい。」
とよく注意していたそうです。
何がそんなに不安なのかをみていくと
住宅ローンが払えなくなって
家を失ってしまうのが
とても怖かったのです。
気持ちを掘り下げていくと
子どもたちの帰る場所がなくなる
人からかわいそうな目で見られたくない
などの思いがありました。
過去にお父さんの会社が倒産し
実家を失ってしまった時のことが
影響しているようでした。
(その頃はもう実家を出てはいましたが)
無意識にですが
お父さんお母さんたちのように
みじめになりたくないと
思ってきたようです。
Aちゃんは子どもの頃
お家の手伝いをとてもよくしていました。
お母さんはそれを喜んでくれて
いつも「ありがとう」と言ってくれていた。
実家はAちゃんにとって
お母さんに自分を認めてもらった
大切な場所でした。
まずは
実家を失った時の
Aちゃんのショックだった気持ち
悲しかった思いを吐き出して
感じきってもらいました。
そして
実家がなくなってしまったことで
本当に
Aちゃんの帰る場所がなくなっったのか
本当にお父さんとお母さんは
みじめなのか
ということをみていきました。
すると
Aちゃんの見えていた現実は
どんどん変化していったのです。
確かに
倒産した後
お父さんは仕事が変わって
収入は減ったし
住む家も小さくはなった。
でも
両親は、前よりも
一緒にいる時間が長くなって
仲良くなった。
今でも二人で畑いじりなんかして
楽しそう。
お父さんは厳しくて
ずっと嫌いだったけど
倒産した後は
顔を見に行くと喜んでくれて
普通に話せるようになり
仲良くなった。
仕事のことで
対立しているように見えていた
お兄さんとお父さんも
仲良くなった。
などなど
フタを開けてみたら
いいことばっかりだった!
そして
実家で一生懸命お手伝いをしていたAちゃん。
お手伝いをして喜んでもらうことで
いい子でいることで
お母さんに認めてもらえていたと
思っていたけれども
実家がなくなった後は
手ぶらで顔を見せるだけでも
喜んでくれている。
私はいい子じゃなくても
私であるだけで
お母さんに愛されていた
ということが
見えてきました。
実家はなくなったけど
自分の帰る場所はある
と思えたのです。
すると
Aちゃんが持っていた
お金の不安は軽くなったようでした。
もし収入が減っても
なんとかなる。
いざという時には
一緒に住んでいる娘さんも
援助してくれるかもしれない
などいろいろな可能性が見えてきました。
それまでは
なくなったらどうしよう、と
「ない」
ばかりに意識が行っていたAちゃん。
自分の周りにあった
「ある」
が見えてきたようでした。
さて
その一週間後の
2回目のカウンセリングの冒頭
「ちょっと嬉しいことがあったんです!」
と明るいAちゃんの声。
10月に旅行を予定していて
その費用をどう捻出しようかと
思案していたところだったのですが
前回のカウンセリングの翌日に
なんと
娘さんが全額出してくれると
申し出てくれたそうです。
すべて自分がなんとかしなきゃと
いつも不安だったAちゃん。
周りにあった
「ある」
が見えるようになったら
早速
現実が変化し始めたようですよ。
Aちゃん
ブログ掲載了承ありがとう。
旅行楽しんでくださいね!
それではまた
お気軽にー