皆さん、お元気?

イタ子はね、1週間お休みしちゃったジム通いを再開させたんだけど、筋肉痛が襲ってきて常にペンギン歩きになってるの…
おかしいわ…筋肉の衰えがジェット機並みに早いのに、筋肉つけるのは路面電車よりも遅いだなんて…

さて、皆様からイイねを沢山いただいたコンクールのお話。
応援してくださってどうもありがとうニヤニヤ
とっても嬉しいわニヒヒ
さて、その珍道中書いていくわよ。


Tropea の駅からトボトボと歩くこと20分
やっと着いたB&B。
家具がアンティーク風のこじんまりとした可愛いお部屋。
なぜここにしたのか?というと、コンクール会場が目の前の建物で15歩程度で行けちゃうという好立地だったから。

着いて早々、飲水と明日の朝ご飯を調達しにスーパーを探しに行くことにしたの。
Google先生を頼りに着いたスーパーは…
え?タバコ屋?ってくらい小さい商店だった…

この街、どうやらイタ子が知っている数ある大手スーパーは無いらしい…

生野菜は、この土地名産の紫タマネギくらいしかなく…
チェロの先生に『朝昼晩、バナナを食べること!』と言われていたのでバナナを買うにも青バナナしか売っていない…
しょうがないので、朝の食パンと1.5Lの水✕2本と青バナナ4本、お昼はピアディーネが食べたい!というのでピアディーネの生地と100gのハムとマヨネーズを買ったの。

普段のお買い物だと、これくらいなら高くても7〜8€くらいかな…と思っていたら…23€…
え?物価高くないポーン
あとからレシートを確認すると水が1本2.5ユーロもした…

その後は、ピザをお持ち帰りして
この街は、物価高いわね〜!なんて、お話しながらB&Bでピザを食べたの。

👇あ!ここのピザ、すっごく美味しかったの!
厚くなく、薄くない、1枚を1人で食べられるくらいの丁度いい厚みで、モチモチ食感。
塩味がきつくなくて具材の味を邪魔してないの。
ご旅行の際はぜひ立ち寄ってみてウインク

で、次の日も早いのでシャワーして寝よう!ということでシャワー室に入るイタ子。
次女子は、ちょっとチェロを轢きたかったらしく、イタ子が先に入ったんだけど…

排水が詰まっていてお湯が流れない…ゲロー

やめて…もう疲れてるの…今夜は寝かせてほしい…
と思っても、水は流れてくれないわけで…

3分浴びたら水が引くのを待ち、また3分浴びたら…をエンドレスに繰り返したわ…
イタ子、めちゃくちゃカラスの行水タイプな女なの。
それを知ってる次女子は、心配して見に来ちゃうくらいの長丁場になっちゃったわ…

そんなだからイタ子も次女子も体なんて冷え切っちゃって…
二人でくっついて、この日はさっさと寝たの。

そして次の日、朝パンを焼こうとしたら火がつかないじゃない…
何度やってもつかない…
色々戸棚を開けて元栓探したら…
この家、プロパンガスだった…チーン
プロパンガスの開け方、イタ子…知らない…
流石にプロパンガスっていじるの怖いじゃない?
だから触らず、朝食は焼いてないパッサパサの食パンに、青くてきゅうり🥒ですか?っていう甘くもなんともないバナナを無理やり胃に流し込んだわ…

この日は、伴奏をしてくださるピアニストとの合わせがあったので、朝食を済ませてから急いで練習場所へ行ったの。


練習場所…そこは、普通のアパートの入口のピロティ部分だった…
一応、屋根はあるけど外なの…
次女子の後ろは中庭になっていて吹き抜け。
何故にこんなところにピアノ?と、思っていたら
こちらの建物の1階部分は、知的障害者さんの支援施設だそうで、この場所を無料で貸してくれたのだそう。

他のピアノのある施設はどこも有料で使う事ができなかったんだって。

ありがたいわ〜ニヤニヤ

次女子が演奏しだしたら、利用者さん達が出てきてくれて小さな演奏会みたいになってデレデレ
轢き終わるたびに拍手をしてくれました。

実はこの日、あまり上手く演奏できなかったんだけど
聞いてくださった利用者さんの拍手に励まされたの。
温かい人達に救われたわ。

そして宿に帰ると…

床が水満たしに…

なんで?!ポーン

水をたどると、冷蔵庫から溢れ出ていたわけ。

部屋の電気は裸電球一つだけで暗いし…チーン
火はつかないし…チーン
エアコンないから寒いのに温まれないし…チーン
シャワー室の排水が悪すぎるし…チーン

ここであと数日暮らすのは無理!って事でオーナーに電話。
幸いオーナーは隣に住んでいて、すぐに来てくれた。
溢れた水をなんとかしてもらい、ガスを使えるようにしてもらった。
そして、排水がね…と言いかけたら

『あ〜!業者呼ばないといけないと思ってたのよ〜』

だと?

じゃあ、貸し出すなよ!ってイラッとしちゃったわ。

じゃあ、排水はこのままってこと?と聞いてものらりくらり…
これ以上言ったって、今日明日中に解決する問題でもないから諦めることに…

その日1日は、ずーっと部屋に籠もり次女子はチェロの練習。
イタ子は、任天堂スイッチでピクミン4。

ちょっと町を散歩しようにも、何も無い…
小さな小さな…ぐるっと一周しても1時間かからないような小さな町。

夏はね、海が綺麗ということで人気らしいけど…
まだ肌寒い季節なもんだから、海には行けず…
夏のバカンス地なだけに、レストランだけはやたら多かったわ。

そして本番当日、次女子は16時からだったんだけど
朝からピアニストの先生と合わせをお願いしていたので昨日の場所へ。

ピアニストの先生はチェコからいらしているので会話は英語。
次女子が一生懸命つたない英語で説明していて、こんな場面でも母涙。

この時もあまり上手く演奏できずに落ち込んで泣いてしまった次女子。
そんな次女子に、その日も優しくしてくれた施設の皆さんに感謝。

あまりにも落ち込んでるので、ちょっと息抜きに散策しよう!と、町のドーモ(町で一番大きい教会)へ行ってみることにした。

細い石畳の道を通り過ぎると、現れた教会

霊柩車ポーン
えぇ〜…
まさかのドーモでお葬式中だった…
流石に入ることできないわよね…写真を撮るのも躊躇われるじゃない…
そのまま素通りしたわ…

写真、撮れなかったから拝借指差し

次女子が『私の気持ちもドンヨリーヌよ…』と、参列者を見ながら言ったので、気持ちを切り替えなきゃ!と、ちょっと海見に行ってみる?と提案してみた。

そして小高い丘の上にある街から急な階段を下がって海へ向かってみた…

が…

この階段が地獄の階段だった…

☝この上が中心街。
海へ行くのは諦めて…またこの階段を登ってお宿に戻りました…

階段で体力持ってかれちゃったんで、コンクールまではのんびり過ごしました。

ここまで、本当にワチャワチャしてるわよね…

無事、一位入賞をいただき次の日、ちょっとしたインタビューをうけて帰宅するんだけど…
続くニヤニヤ