長野千曲市 姨捨の棚田がすばらしい
ということで長野棚田ツアー、大岡温泉で北アルプスの絶景を楽しみながら露天風呂へ入った後は、今回一番観たかった千曲市にある姨捨の棚田へ向かいました。
場所はこちら。
https://maps.app.goo.gl/UKcZfc72sNGCeVDm6
聖山高原の山々の麓、標高460m~560mの地点に千曲川や善光寺平を望むように姨捨の棚田が広がっています。
これはすばらしいですね。日本の棚田百選に選ばれており、枚数は1500枚とも2000枚とも言われ、耕作面積も40ヘクタールとも60ヘクタールとも言われています。新潟や長野までを東日本とすれば、おそらく東日本最大の棚田でしょう。
こんなに大きくすばらしい棚田が広がっているのは初めて観ました。中にはまだ水が入っていない田んぼもありましたが、ほぼほぼ水は入っており、一部すでに田植えが終わったところもありました。姨捨の棚田は姨捨周辺の農家のみなさんで耕作されているようで、管理も行き届いているようです。さらに棚田オーナー制度もあるようで、一般の方々もオーナーとして参加できているようです。
耕作は16世紀後半から17世紀前半に始まったようですが、姨捨は古今和歌集で「姨捨山の月」と詠まれるなど、古くから月の名所とされてきました。姨捨の月は「田毎(たごと)の月」と呼ばれ、大きさや形の様々な水田の広がる姨捨の棚田に月が移りゆく様子を表した言葉だそうです。
松尾芭蕉や小林一茶が訪れ歌を詠み、歌川広重が浮世絵として田毎の月を描いたことなどによって姨捨の棚田は広く知られるようになったそうです。そんな文人墨客を魅了したのも、この地に立つとよく分かりますね。
姨捨の棚田は田毎の月と言われるように、月夜に訪れるのが一番風流なようです。なかなか満月と田植え前の水田のタイニングが合わないので、今回は水田優先で来ました。さらに、棚田の向こうに善光寺平を望むことができ、夜になるとその夜景と棚田が非常にキレイとのことでも人気になっています。
それもあり、夕方に来れるように今回一番最後の目的地として訪れました。日本の棚田百選以外にも、歴史的な背景もあり、国の名勝や重要文化的景観、さらには「月の都 千曲」が日本遺産にも選ばれています。
棚田のすぐ上には篠ノ井線が走っており、列車からも絶景を観ることができます。さらには姨捨駅ではスイッチバックも行われています。
陽も暮れて、だんだん暗くなってきました。
完全に陽も沈み、一部夕焼けも観られるように。
これはすばらしいですね。棚田は北から北東向きになっているので、夕焼けが水田に移り込むようなリフレクションにはなりませんでしたが、遠くに千曲市の夜景を観ながらの棚田はすばらしいです。これで満月が出れば言うことなしでしょう。
棚田のリフレクションを撮るなら、朝焼けを狙った方がキレイだったかもしれません。来年は朝焼け狙いで行ってみますかね。
夜7時半ぐらいまで姨捨の棚田にいたので、どこか近くで夕食を食って帰ろうと、戸倉山田温泉街へ。最初はラーメン屋へ行こうと思ったらやってなく、では中華ということで福満楼へ。ロードサイドにありそうな中華です。台湾ラーメンと水餃子を注文。
台湾ラーメンは特に辛くもなく・・・。水餃子はまぁまぁ旨かったですかね。この2つで1000円ちょっと。田舎の中華は激安ですなぁ。
ということで、朝から東御市の姫子沢の棚田に始まり、北アルプスをバックにしたすばらしい棚田、そして最後は東日本最大級と思われる念願の姨捨の棚田まで、すばらしい長野の棚田を巡ることができた今回の長野棚田ツアー。是非みなさんも長野の棚田を観に行かれてみてはいかがでしょうかぁ。
その3:長野市大岡地区 北アルプスの絶景と原田沖の棚田がすばらしい
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