踊り場なEVは今後どうなるのか | Italiaspeedのロックな毎日

踊り場なEVは今後どうなるのか

ということで、昨今の報道ではEVは踊り場になってきたと言われますね。先日紹介したEVハイパーカーなリマックもBEVだけではなくエンジン搭載車を出すかもと言っています。

 

現状のEVはどうしても価格が高く、補助金がないと買えない人が多いです。ハイパーカーは価格の影響はないとは言え、そういったクルマが買える人は限られていて、その市場が一巡すれば台数もだんだん出なくなり、BEVだけでは難しくなるのは分かりますね。ブガッティは次期型はV16エンジンにモーターのハイブリッドになるそうです。

 

そういったハイパーカー市場は特別ですが、我々が買えるような価格帯のクルマはどうなるんでしょうか。踊り場からさらに縮小していくんでしょうか。

 

この問題について、ステランティスジャパンの打越社長の記事がWebCGに載っていました。

 

計画の変更は必要ナシ? ステランティスは昨今のEV不振をどう見ているのか

https://www.webcg.net/articles/-/50202

 

まだ読んでいない方はご一読いただければと思います。

 

打越氏は、日産の技術畑からルノー、日本電産を経て、2022年にステランティスジャパンの社長に就任しています。完成車と部品メーカーの両方を経験して、インポーターの社長に就任しているので、中の人としてEVの現状を見ています。

 

打越氏は現状は踊り場でも今後はEV市場はさらに大きくなっていくだろうと言っています。ステランティス全体としてもEV市場への対応はさらに進むとしています。新型プラットフォームはEV専用としながらも、エンジン搭載に対応できるのでハイブリッド化は問題なく、ハイブリッドがあることで踊り場を凌ぐことができますし、もちろんBEV市場用に開発しているのでEV化は問題ありません。

 

現状の踊り場はしばらくすれば戻ってきてさらに大きくなる理由としては、大きいのは自動車産業構造が変わってしまったことだそうです。EV政策を進めたことで、多くのエンジンに関わる会社が事業を辞めてしまい、それによって以前のようなエンジン中心のクルマづくりができなくなってしまったことだそうです。

 

現状のユーザーがEVを買わない大きな原因は価格だと思われます。補助金なしでも他のクルマと同じような価格になってくれば、今後ガソリン価格もあまり安くなりそうにもないので、家庭で充電できるEVの需要は増えると思われます。

 

日産とホンダの協業もEV普及への対応が大きな理由と言われていますし、トヨタも電池開発はもちろん、アメリカでのEV工場建設に大きな投資をすると言われており、ステランティス含め、世界のメーカーが数年内にEV普及期が来ることを見越してEV投資を行っています。傍から見るとEVはダメだという声も聞こえますが、メーカーはそうは見ておらず、今はまだ普及期への途上だと考えているということなんでしょう。

 

ということで、何かとEV否定の声が大きいですが、客観的にグローバル市場を見れば、EVはこれからが普及期に入るので、それに向け各メーカーはさらなる投資をしていく段階ということでしょう。クルマの乗り方によってEVを選択したい方々は多いと思いますので、2030年ぐらいまでにどれだけEVが普及するのか注目していきたいと思います。

 

 

 

 

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