EVハイパーカーのリマックがエンジン搭載を示唆?
ということで、今週開催されたフィナンシャルタイムズの自動車の未来サミットで、ブガッティ・リマックのCEOであるメイト・リマックがハイパーカーを買うようなハイエンド市場において、カスタマーはEVを望んでいない、と語ったそうです。
まぁ、そうですよねぇ。市場を見るとEVの減速感は否めず、特にハイパーカーなどを買えるような層はある程度限られており、そういった市場にはだいだいEVは一巡したと思われ、リマックもEVハイパーカーのネヴェラを150台販売する予定でしたが、現状では50台に留まっているようです。
これについてリマックCEOはネヴェラ発表後いろいろな変化があったと語っています。それがEV減速なところが大きいかと思われます。さらに、「政府がEVの普及を進めているが、政府はカスタマーに政策を押し付けており、それへの反発が見られ、それによってEVハイパーカーの需要減に繋がっている」と語ったそうです。
リマックはクロアチアのEVメーカーでブガッティをも買収しグループ化するほどEVで躍進しているメーカーだと思っていましたが、リマックはブガッティ買収前から内燃機関の開発を行っていたようです。
リマックCEOは、「リマックは電気自動車だけを扱っているわけではありません。その時々で最もエキサイティングなことは何でもやっているのです」とも語っています。
これにより、ネヴェラが予定通り150台販売しきれるのか分かりませんが、ネヴェラの後継車にはエンジンを搭載したハイブリッドの可能性も示唆したようです。そうなる可能性は高そうですね。
それを裏付けるかのように、ブガッティはW16エンジンを止めましたが、ドイツのAuto Motor und Sportによると、ブガッティの次期新型車にはコスワースとの新開発V16NAエンジンが搭載され、さらに3つのモーターによって1800馬力を絞り出すクルマになるだろうとのことです。
さらに、約2秒以内に時速104マイルに達し、5秒以内に時速124マイルに達すると述べています。時速0マイルから186マイルまでは10秒未満、時速0マイルから249マイルまでは25秒以内に完了する可能性があるとのことです。
これは凄そうですね。こういった凄いクルマをエンジン搭載車で出してくれれば買いますよ、という層が多いということなんでしょう。こういったエンジン搭載車は欧州において規制の対象にはならないんですかね。アルファロメオは法律が許せば次期ジュリアにエンジン載せるかもと言っていましたが、リマックやブガッティは台数少ないからその範囲外なのかもしれませんね。
ということで、ハイパーカーもエンジン回帰が始まった感じで、この手の市場で今後どういったクルマが出てくるのか目が離せませんね。
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