1963年プリンス1900スプリントのレプリカがカッコいい
ということで、先日日産グローバル本社ギャラリーでインフィニティビジョンQeの実車が飾ってあったとエントリを書きましたが、日産グローバル本社ギャラリーへ行ったのは、幻のプリンス1900スプリントを観るためでした。
これはカッコいいですねぇ。こんなクルマがあったとは知りませんでした。これは1963年の東京モーターショーへ出品したプリンス1900スプリントです、が、これは当時のものではなく今年蘇ったレプリカです。
プリンス1900スプリントは、当時プリンスが出そうとしていたRRなCPSKをベースに開発がスタート。しかしCPSKの開発中止を受けて、FRなスカイライン1500をベースにつくり直されました。元々の原案はフランコ・スカリオーネで、その原案をプリンスの井上猛氏が仕上げたものになります。その過程も画像で流れていました。
当時のプリンス1900スプリントは残念ながら失われてしまいましたが、何とそれを復活させたのが熱烈なプリンスファンの田中裕司氏で、日産や関連会社の協力もあり、今年復活するに至りました。この車両は田中氏所有のものを借りてきている形になっています。
それにしても、熱烈なファンとは言え、個人が発起人になってよくもまぁ車両をつくり上げることができましたね。ガワだけではなく、鈴鹿でシェイクダウンしていますのでしっかり走るようです。
スカリオーネが原案ということもあるのか、フェラーリとアルファロメオを足して2で割ったような感じもしないでもないですね。当時のイタリアカロッツェリアからこんな感じのイタリア車が出ていても不思議はないほどのデザインです。スカリオーネが原案ですし、井上猛氏も美しいイタリア車のイメージはあったんでしょうね。
レプリカではありますが、今は日産になったプリンスの輝かしい歴史がこうやって熱烈な個人の想いで復活し、広く知らしめることができたことは、プリンス関係者のみならず、現日産関係者にとっても、さらには日本のクルマの歴史にとっても、非常に重要な足跡でしょう。こうやって実車を観ることができて嬉しいですね。
プリンス1900スプリントのベースになったスカイライン1500も展示されていました。
さらに、プリンスの名車であるスカイラインスポーツクーペも展示されていました。
ミケロッティのデザインでトリノのカロッツェリアアレマノが製作したクーペはカッコいいですね。これは1960年のトリノショーに出品されたそのもののクルマです。こんなクーペが出るといいですね。
ギャラリーのメインステージにはゆず仕様のサクラが。
ということで、展示は終了してしまいましたが、またどこかで展示されることを期待したいです。そんな機会があれば是非観に行かれてみてはいかがでしょうかぁ。
その1:インフィニティEVコンセプト ビジョンQeの実車がカッコいい
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