SUVな新トヨタ・センチュリー登場
ということで、出るのではと噂されていたセンチュリーのSUVが出ましたね。
ワールドプレミアの様子はこちら。
これはなかなか凄いですねぇ。このSUVな新センチュリーは名前はセンチュリーだそうで、SUVとかサブネームみたいなものがありません。現行のセダンタイプのセンチュリーもセンチュリーで、センチュリーはSUVなのかセダンなのかよく分かりません。
トヨタとしてはこのSUVがセンチュリーで、現行のセンチュリーはセンチュリー・セダンと呼んでるようです。トヨタによると、「これまでメディアの皆さんにはセンチュリーSUVと呼んでいただいてきましたが、私どもはこれをSUVとは思っておりません。最高のショーファーカーを、と考えてこのフォルムに至りました。豊田会長の強い思いで、サブネームを付けていません」とのことです。
この豊田会長の強い思いについて、山本シンヤさんが以下で書いています。
トヨタが新型「センチュリーSUV」世界初公開!
なぜ「セダンと異なるモデル」誕生?
生みの親こと豊田章男会長にズバリ聞いてみた!
https://kuruma-news.jp/post/685159
なかなか深いい話なので是非ご一読ください。
センチュリーは豊田佐吉誕生100周年で命名され、豊田章男会長にとってセンチュリーは敬愛する父豊田章一郎のクルマであり、自分が乗るようなクルマではなく、であれば、自分が乗れるセンチュリーはどんなクルマなのか、を考えてつくられたようです。
これが本心なのかわかりませんが、ショーファードリブンなセンチュリーは本当にセダンでいいのか、という疑問からではないかと想像します。これからの社長や会長にとって移動時間にもワーキングスペースは重要であり、そういった要求を満たすには、SUV的パッケージングが必要だということなんでしょう。
セダンはエンジン縦置きのFRですが、この新型センチュリーはより広い空間を得るために3.5リッターV6を横置きにしたFFで、リアはモーターで駆動するハイブリッド4WDになっています。FFにして空間を広く取っているんですね。
センチュリーというと、やはりセダンタイプが長い歴史もあり、皇族をはじめ、社長など身分のある方が乗るのはセダンタイプのセンチュリーというイメージがあります。最近は高級車もSUVが多く、ロールスロイスにもカリナンや、ベントレーにはベンテイガなど、ショーファードリブンなSUVもあるので、キングオブトヨタとしてセンチュリーもSUV化することは、ある意味時代の流れでもあると思います。
価格は2500万円で月30台の販売目標だそうです。オーナーの意向を汲むような仕様も可能なようです。そういったある種ハンドメイドな最高級トヨタなら月30台ぐらいしか作れないんでしょうね。
これって販売されるのは日本だけなんでしょうかね。これなら欧米でも売れそうですが。欧米はトヨタの高級車がレクサスブランドになっているので、トヨタブランドではなくレクサスブランドで出すことになるんですかね。そう考えると、日本だけの販売なんでしょうか。それともこれをベースにスピンドルボディなクルマをつくるんですかね。
いずれにしても、トヨタの意気込みが感じられる新型センチュリー。こんなクルマに乗れる身分になりたいもんです。
みなさんは、この新トヨタ・センチュリーいかがでしょうかぁ。
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