2022年世界で一番売れたクルマは？

ということで、自動車関連の調査会社JATO Dynamicsの日本法人が、2022年の自動車市場に関するレポートを発表したとの記事が載っていました。

2022年グローバル新車販売レポート

https://www.jato.com/japan/2023050301/

このレポートによると、2022年世界で販売されたクルマは7940万台で2021年より2％減少したそうです。その理由は半導体不足やロシア市場の収縮などが挙げられるとのことです。

販売台数トップはトヨタで2位はフォルクスワーゲングループ、3位はヒョンデ・キア、4位はステランティス、5位はGM、だそうです。ヒョンデグループって世界で売れてるんですね。それだけ品質も良く評価が高いということでしょう。

BEVは737万台となり、2021年よりも290万台も増えたそうです。世界で売れてますね。全体の比率でも5.9％から9.3％にまで伸びています。10台に1台はBEVということですね。

市場シェアは中国がトップでアメリカが2位、インドが3位、日本が4位だそうです。ただ、中国とアメリカがずば抜けているので、日本の4位も全体からすれば1/10程度と市場は大きくありません。となると、メーカーとしては中国とアメリカで売れるクルマをつくるのも当然でしょう。

そんな中で、2022年世界で1番売れたクルマは何でしょうか。それは、何とトヨタRAV4だそうです。

世界で売れたトップ10は以下です。

1.トヨタRAV4　           101.6万台
2.トヨタカローラセダン　99.2万台
3.テスラモデルY　          74.7万台
4.ホンダCR-V　              73.3万台
5.トヨタカムリ　            67.3万台
6.トヨタハイラックス　   63.2万台
7.ニッサンセントラ　      56.6万台
8.トヨタカローラクロス　   53万台
9.フォードF150　           52.5万台
10.テスラモデル3　        48.2万台

このランクは凄いですね。さすが世界ナンバー1のトヨタと言いますか、世界のトップ10でも何と5台もランクインしています。RAV4だけで100万台以上も売れているのにはビックリです。トヨタの販売台数の10台に1台がRAV4ということですね。これは凄いです。

さらに2位がカローラセダンというのもビックリ。トヨタカムリやニッサンセントラなどセダンも頑張ってますね。これらセダンが売れているのは中国が主になっています。中国はSUVも人気ですが、セダン人気は衰えないですね。日本でもセダンが売れてほしいですが難しいですねぇ。

テスラが2台入っているのもビックリです。BEVが世界全車種のトップ10に2台も入るとは、BEV市場の伸びは凄いです。メーカー成長率でトップはBYDだそうで、世界で1番売れるクルマがBEVになるのもそう遠くはないでしょう。

もちろんすべてがBEVに向かう訳ではなく、トヨタのように全方位戦略があるからこそ台数が稼げるのも事実で、まだまだしばらくは全方位戦略が執られると思います。それも1000万台以上売るトヨタだからできることで、BYDなどの成長率を見ると、数百万台レベルのメーカーはかじ取りは非常に厳しくなっていくかもしれません。日産とホンダは今後どうなっていくのか心配ではありますね。

ということで、全方位なトヨタがナンバー1になった2022年の車種別販売台数。今年もRAV4が1位になるんでしょうか。それとも一気にテスラが1位に躍り出るのか、この順位の興味は尽きません。みなさんは今年どうなると思いますか？

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