フィアット・ドブロは日本で売れるのか
ということで、先日フィアット・ドブロが突然日本発売の発表がされてビックリしたエントリを書きました。
その中でもドブロは日本で売れますかねぇ、と書きました。そんなドブロの日本発売発表会も行われました。
フィアット・ドブロは、5人乗りドブロが399万円、7人乗りドブロマキシが429万円になっています。ドブロはステランティスとしてシトロエン・ベルランゴとプジョー・リフターの兄弟車となり、中身はほぼ一緒で、違うのはざっくり言えばデザインとブランド名が違うだけですね。
シトロエン・ベルランゴ。
プジョー・リフター。
ベルランゴは5人乗りが4,227,000円、7人乗りが4,433,000円、リフターは5人乗りが4,368,000円、 7人乗りが4,550,000円、となっています。これと比べるとドブロの価格設定は若干安くなっていますね。
そんな3兄弟のステランティスのミニバンですが、ベルランゴは結構売れてるらしく、逆にリフターはそれほどでもないらしいです。ベルランゴはシトロエン販売の約半数になるほどに売れてるそうで、シトロエンのこの3月の販売台数が850台ほどなので、その半数となると月に400台以上ベルランゴが売れていることになります。
もし買うとしたらベルランゴとリフターどちらを選ぶかと言われればベルランゴでしょうね。その理由はシトロエンとしての乗り心地もありますが、一番分かりやすいのはデザインでしょう。わざわざ外車を選ぶ人、それもイタフラ車を選ぶ人にしてみると、デザインは選択肢として非常に大きな要素ではないでしょうか。
例えば、私が乗っていたフィアット500などはその典型で、特に女性は一目惚れでこれしかないと買われる方が非常に多かったです。シトロエンはブランド的に拘りのある方に選ばれる傾向がありますが、ベルランゴはリフターに比べると非常にポップなデザインがいいですよね。
ベラルンゴが売れている理由はデザインが非常に特徴的だからではないかと思います。ではフィアット・ドブロはどうでしょうか。ドブロも2代目ドブロはパンダのような顔をしたモデルがありました。
ドブロの日本導入は遅すぎたとの声が多く聞かれます。私もそう思います。もしこの2代目ドブロが10年前に入っていれば、ドブロも結構売れたんじゃないでしょうか。
ステランティスは今回のドブロ日本導入にあたり、3兄弟のポジショニングは以下のように述べています。
プジョーリフターについては、プジョーの魅力を感じながら、走ること、遊ぶことを楽しむためのクルマで、おしゃれで洗練されたシックなギア、シトロエンベルランゴについては、人を中心とした価値観を具現化し、家族や友人とアウトドアを楽しむという位置付け、ドブロについてはフィアットブランドが持つとても親しみやすい、すべてを叶えてくれるような期待感が持てるキャラクターを具現化して、“自分時間”というキーワードでポップでトレンディな外観を持つ、趣味を楽しむ人へのクルマという位置付けであるとしています。
なんか言葉にするとイマイチイメージが合わないような感じですがどうでしょうかね。ドブロも2代目だったらそんな感じもしないでもないですが、現行ドブロはかなりスッキリとスマートになり過ぎて、フィアットらしい親しみやすさはベルランゴのほうが上じゃないかと思えるほどです。
ドブロを買うかもしれない方は、おそらくドブロとベルランゴとリフターの3兄弟を比較するんじゃないかと思います。となると、それでドブロが選ばれる可能性は低いんじゃないかなぁと。SUVがブームになってフィアット500Xが入った時は、これは売れるだろうと思っていましたが、あまり売れませんでした。その時以上にドブロが売れる予感がしないんですよねぇ。
ドブロ発売を記念して、シェアグリーン南青山のLittle Darling Coffee Roastersでは本日13日から5月30日までFIAT CAFÉとのコラボが行われており、ドブロも展示されているそうです。
今日行こうかと思いましたが雨だったので止めました。明日も雨みたいですし、行かないで終わっちゃうかもですねぇ。
ということで、みなさんはフィアット・ドブロ日本で売れると思いますかぁ?
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