マツダMX-30EVに試乗した | Italiaspeedのロックな毎日

マツダMX-30EVに試乗した

ということで、マツダMX-30のEVバージョンの試乗車が入ったとのことで試乗しに行ってきました。

 

実車は前回デミオを1年点検へ出した時に観てましたが、そのクルマはハイブリッドだったので試乗はせず。MX-30はやはりEVが乗りたかったので、EVの試乗車が入るのを待っていました。

 

デザインはシンプルでいいですが、個人的にはCX-5やCX-8など魂動デザインのほうがカッコいいですかねぇ。それにしてもMX-30だけなんで別デザインにしたんでしょう。欧州ではEVが出た当初からあったと思いますが、基本的にMX-30はEVという位置づけで他のラインナップとはわざと差別化したデザインにしたんですかね。観音開きもそういった特徴を付けるためだったんでしょうか。

 

ボディが黒なのであまりラインや面の美しさが出ていませんが、マツダ流のシンプルイズベストといった感じでしょうか。EVですがいかにもEVですといった非常に特徴的なデザインを与えるのではなく、他車から乗り換えても違和感のないようにあえてフツーなシンプル感を演出しているんでしょう。

 

内装はこんな感じ。

 

エクステリアと同じくシンプルなデザインでいいですね。シフトのところにはなぜかコルク風な置きスペースもありました。シートはサポート性が良く肉厚なシートが支えてくれて座り心地が良いですね。

 

タイヤは215-55-18のブリジストン・トランザを履いていました。前回試乗した改良型マツダ3もそうでしたが、新車装着はトランザになっていくんですかね。まぁトーヨープロクセスよりはいいタイヤなのでありがたいです。

 

で、早速試乗です。パッと見大きそうに感じましたがWは1795なのでゴルフより小さいですね。乗っても全く見た目の大きさ感は感じないですし、SUVで目線が高いので運転しやすいです。この目線の高い運転のしやすさを考えると、一般的なセダンなどよりも今ではSUVがメイン車種になっているのも頷けるかなと。

 

バッテリーは35.5kWhで145馬力を発揮します。アクセルを踏んでいくと意外と言うかこれってモーターで走ってるの?と思ってしまうぐらいにモーター感がないです。良い言い方をすれば3リッターぐらいの6気筒に乗ってるような印象で、踏んだ分だけ滑らかに加速していきます。もちろんモーターなのでミッションを介していない滑らかさは特筆すべきものですが、デザインとともにマツダは一般的なガソリン車から乗り換えてもEVらしいとっつきにくさを感じないように、まるで6気筒に乗ってるような感じに仕上げたんでしょう。

 

車重が1650kgで145馬力ですが、アクセル踏んだ瞬間にグッと前へ出て行くような感じはないものの、動力性能的には不満は全くないですね。グッと前へ出る感よりも踏んだ分だけ得られる滑らかな加速感を味わうのがMX-30の良さでしょう。ガソリンから乗り換えても違和感のない走りは安心できるんじゃないでしょうか。

 

このジェントルなモーターフィールはアクセル開度にもリニアに反応していきます。このあたりはモーターの良さでしょうか。このジェントルなフィールを支えるのが乗り心地です。ボディは観音開きでBピラーがないためか、マツダ3ほどのガッチリ感は感じませんが、それでもボディはしっかりしており、さらに床にバッテリーを積んでるので低重心な安定感があります。

 

足のセッティングもSUVらしくストロークがあるので嫌な突き上げなど皆無でフラットな乗り心地を提供しています。高速も乗せていただきましたが、高速の継ぎ目を超えてもスッといなしてくれる足は非常に良い印象でした。タイヤの空域圧がいくつだったか確認し忘れましたが、おそらくいつものように高めな設定でしょうから、それでも全く嫌な突き上げがないのはストロークがたっぷりしているからでしょうね。この乗り心地はハイブリッドよりも良いと言っていたので、MX-30はEVのほうが良さそうです。

 

EVのほうがいいと思いますが、バッテリーが35.5kWhでWLTC値で航続距離が256kmになっていて、今時のEVとしては物足りないでしょうか。給電なしで箱根往復は難しいですかね。これは床にこれ以上バッテリーが積めないのでマックスみたいです。バッテリーが進化するか、さらなるプラットフォームの改良を行わないと航続距離は伸びていかないのがネックでしょうか。

 

さらに気になった点も。まずは走行中にエンジン音っぽい演出されたサウンドが聞こえてきます。この音がなんとも中途半端というか、モーターともエンジンとも判断付かないような音なんですね。なんでこんな音にしたんでしょう。せっかく走りはジェントルなのに、この音を聞くだけでジェントル度が下がってしまいます。これはもったいななぁ。演出なので音質は変えられると思いますので是非変えていただきたいです。

 

もうひとつ、EVなのでアクセルを戻すとそれなりに回生が効いて速度が落ちるのかと思ったら、ほとんど回生が効かないです。これはエンジン車に乗ってるのと全く同じ感覚なので、減速にはしっかりブレーキを踏む必要があります。これは気を付けないと車間がない時などオカマ掘りそうになります。しっかりブレーキ踏みましょう。この辺もEVっぽさを無くそうした結果だと思いますが。

 

ということで、気になった点もありましたが、総じてなかなかジェントルな走行フィールを得ることができたMX-30EV。これで500万近い金額になっちゃうのでちょっと高いかなぁとは感じてしまうのが本音でしょうか。走りは良いんですけどねぇ。これぐらいのクルマがあと100万ぐらい安くなるといいですかね。

 

是非みなさんも新しいマツダのEVであるMX-30EVに試乗して、マツダ流なEVを意識せずに乗れるジェントルEVを体験してみてはいかがでしょうかぁ。

 

 

 

 

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