新トヨタ・ヤリス 1.5ハイブリッドに試乗した | Italiaspeedのロックな毎日

新トヨタ・ヤリス 1.5ハイブリッドに試乗した

ということで、新トヨタ・ヤリスの1.5ハイブリッドに試乗しました。


実車初めて観ましたが、先代ヴィッツに比べれば全体としてはなかなかいいスタイルだと思いますが、顔はどうですかねぇ。やはりバンパーのクチの開け方がここまで大きく開けないといけないのかが分かりません。まぁ、デザインは好き嫌いになっちゃいますが。

内装はこんな感じ。


大きなセンターディスプレイが目を引きます。全体しては上手く纏まっている印象でゴテゴテ感はありません。さらに質感もアップしていてプラスチッキーな感じもありません。最上位のZグレードはステアリングが革になっていて、握った時の革の質感もなかなかいいです。トヨタのコンパクトカーも質感上がってきましたね。シートも座り心地は悪くはないですが、ファブリックと合皮の組み合わせが肌ざわりもデザイン的にもイマイチな感じで、最上位グレードだけにもうちょっと質感上げてほしいところでしょうか。

以前ヤリスが出た時のエントリに対してコメントをいただきまして、欧州仕様はホイールが5穴なのに日本仕様は4穴など、その他の仕様も含めてかなりのコストダウン仕様になっているとのことです。日本では先代ヴィッツからするとそんなに価格を上げることができないので、コストダウンも致し方ないという感じでしょうか。

シートに座ってみると視界が狭いです。これでも先代ヴィッツより視界が良くなったとのことですが、Aピラーがかなり寝ているので、例えば先日試乗した新型ホンダ・フィットに比べると視界の悪さが気になります。さらにリアシートに座ってみると身長180cmの私の頭が若干天井に触れます。リアのCピラーも結構寝ているのでそれが影響しているようです。

新型ヤリスはホイールベースが先代ヴィッツより40mmも伸びているのに室内長はエンジンがよりセンターに近い位置に搭載されたこともあり20mm狭くなっているそうです。ラリーに勝つためにつくられたとトヨタが言っていましたが、それがこういうところに出ているのかもしれません。

試乗車のタイヤは185-55-16のブリジストンを履いていました。アルミはメーカーオプションでZグレードの標準は185-60-15でスチールホイールになっています。ここもコストダウンが如実に出てますね。


で、早速試乗です。エンジンは1.5リッター91馬力にモーター80馬力を組み合わせたハイブリッドでミッションは電気式無段変速になっています。カタログではリッター35kmも走ることになっています。実際に走っても25~28kmぐらいは走るらしいです。カタログ値までいかなくてもリッター25kmコンスタントに走ればかなり燃費いいですね。エコモードでなるべくエンジンを使わないように走れば、30km超えも期待できそうです。燃費の良さはありがたいですね。

走り出してみると40km/hぐらいまではモーター走行でそれ以後エンジンが回り始める感じでした。営業さん曰く、バッテリーの充電具合によっても変わるそうですが、満充電されていると60km/hぐらいまではモーターで走ることができるそうです。そうなると街中を走る分にはほぼ電気自動車として走行ができそうです。

モーターで走ろうとするとアクセルはあまり踏めません。アクセルをグッと踏むとエンジンがすぐ回り始め、かなり威勢のいいエンジン音が車内に入ってきます。ちょっとエンジン音がうるさく感じますね。もうちょっと遮音性を上げてほしいですが、これもコストダウンの一因でしょうか。

エンジンが回るほどにアクセルを踏み込めばかなりパワフルに走ることができます。うるさくはなりますがスポーティな走りをしたい人にも十分応えるパワー感だと思いますので不満はないんじゃないでしょうか。さらにパワーモードも付いているので、燃費よりもパワーな方も満足いく走りが期待できると思います。そういう方はハイブリッドではなく、1.5ガソリンのほうがいいとは思いますが。1.5ガソリンなら6速マニュアルも選ぶことができますし。

ボディと足の剛性感は先代ヴィッツとは雲泥の差で非常に良く出来ていますね。さすがトヨタのTNGAもコンパクトカーでここまできたかと。ただタイヤがオプションの185-55-16を履いていたこともあり、足がこのサイズにあったセッティングにはなっていないようで、硬めな突き上げが気になります。

せっかくの試乗車なのになんで乗り心地が悪くなるようなオプションを付けちゃうんですかね。足は標準の185-60-15に合わせてセッティングされていると思うので、標準仕様に乗ってみないと本来の乗り心地は判断できないと思われます。

ステアリングは軽めです。車速感応は自然な感じですが、若干セルフセンターが強い感じでしょうか。ここはちょっと違和感がありました。

簡単ですが試乗はこんな感じでした。以前乗った新型カローラがかなり良く出来ていてカムリに迫るような乗り心地でしたが、それに比べるとTNGAもBセグとしてはコストダウンが出ちゃってるんですかね。ラリーに勝つためにつくられたはずなので、ボディやプラットフォームの基本は良く出来ているはずですが、セッティング等でのコストダウンが出てるんでしょうか。まぁカローラとヤリスでは車格が違うのでしょうがないとも思われます。

ヤリス1.5ハイブリッドのZグレードで2,295,000円です。グレードにもよりますが新型ホンダ・フィットとほぼ同じ価格帯なので完全にガチンコになっています。両方乗ってみた感想では個人的にはフィットのほうがいいですかねぇ。ほぼモーターで走れますし視界も広く運転しやすく乗り心地もいいですし室内スペースも広いのがいいです。よりスポーティな走りがしたい方はヤリスがいいと思います。これはクルマに何を求めるのかによりますので、乗る方それぞれの感じ方でご判断いただければと思います。

 

ということで、是非みなさんも新トヨタ・ヤリスに試乗してみてはいかがでしょうかぁ。

 

 

 

 

★★-----------------------------------★★

    緑の道プロジェクト やってます!

   あなたの感動した場所を教えてください。

  是非Facebookページ登録してくださいね!

 

  http://www.facebook.com/midorinomichi

★★-----------------------------------★★



 よろしければ、ポチッとしてくださいね。

     ↓
にほんブログ村 車ブログへ

 

 

 Twitter、Facebookへイイネ!してくださいね。

        ↓  ↓  ↓