新ボルボV60に試乗した
ということで、新ボルボV60に試乗しました。
新しいボルボ顔ってカッコいいですよねぇ。先代のV60や現行V40のデザインも斬新な感じで
好きですが、このネオクラシックでありながらシンプルでシャープなラインで構成され、
落ち着いた雰囲気の中にも新しさが表現された新ボルボ顔もカッコいいですね。
ボルボのデザイナーはブランドの理解と表現が上手いですよねぇ。
このグリルは昔のP1800クーペのオマージュだそうです。
以前試乗した新V90のちょっとゴツい感じのリアデザインがよりスッキリした印象になって、
全体のデザインバランスもV90よりも良くなったと思います。個人的にはワゴンよりもセダンの
ほうが好きなので、S60の導入を期待したいですが、S60は日本へ入るんですかね。
内装はこんな感じ。
質感も上がってエクステリアと同じようにインテリアも北欧らしいシンプルなデザインに
好感が持てますね。ただ、センターパネル横のエアコン噴き出し口がちょっと大きいかなぁと
思うんですがどうでしょうか。写真だと分かりづらいですが、実際にシートに座ると、
意外とエアコン噴き出し口が目立つんですよね。まぁこれは好みの問題かもしれませんが。
インテリアが黒なのでシックに見えますが、ボルボのインテリアとしては白っぽいベージュに
ウッドがあしらわれたほうが北欧のボルボらしさが上手く表現できると思うので、
好みになりますが、インテリアは白っぽいベージュを選びたいですね。白っぽいベージュは
どのグレードでも選べるんですかね。
シートはオプションのレザーでした。日本へ入って来るモデルはすべてオプションのレザーで
入って来るそうです。ファブリックがいい方は別注になっちゃうんだとか。高いレザーが前提に
なっちゃうのはどうなんですかね。ここはちゃんとファブリックを標準で入れてほしいです。
レザーシートは大き目でゆったりとした座り心地です。そのわりに肉厚で包み込まれるような
印象はなく、サポート性もよくありません。レザーが滑ることはないんですが、もうちょっと
サポート性はあったほうがいいんじゃないでしょうか。それでも疲れる感じはありません。
リアシートの空間もしっかりスペースが取られていて身長180cmの私もゆったり座れます。
リアの収納はV90より容量が大きいんだそうです。シートもフラットになりますし使い勝手は
良さそうですね。ワゴンを選ぶ方は収納容量は気になると思いますが、これなら十分では
ないでしょうか。
タイヤは235-45-18のコンチネンタルを履いていました。
で、早速試乗です。ドライブモード切り替えがありますが、まずは標準モードで。
ミッションは8速オートマです。軽くアクセルを踏んで行くと2000回転もしないうちにポンポンと
シフトアップしていき、ギクシャクするようなことはまったくなくスムーズな変速をしてくれます。
それでも1700kgある車重を感じさせないゆとりある走りができるので、街中を走るには十分な
動力性能です。ちょっと強めにグッと踏み込めば力強い加速を得ることができるので、
標準モードでも何の不満もないでしょう。
エンジンは2リッターターボで254馬力です。これだけのパワーがあれば1700kgの車重でも
十分なパフォーマンスを示してくれます。それでもスポーツモードもあるのでそれも試してみると、
エンジンレスポンスが鋭くなりさらに力強い走りを味わうことができます。アクセルをグッと踏み込むと、
4~5000回転ぐらいまで引っ張ってくれるのでワゴンでも背中がシートに押し付けられるような
加速感を得ることができ、速いクルマをお望みの方でも満足いく走りができるんじゃないでしょうか。
これだけのパワフルな走りを支える足は、ドイツ車ほどのどっしりとした重厚感のあるものでは
ないですが、それでもしっかりしたセッティングで安心感があります。ただタイヤが235-45-18
ということもあるのか、それともコンチネンタルタイヤの特性なのか、多少アタリが硬いです。
嫌なバタバタ感はないので、気にならないと言えば気にならないかもしれませんが、
モメンタムグレードは225-50-17のミシュラン・プライマシー4を履いていたので、そっちのほうが
乗り心地はいいんじゃないかと思われます。これは乗り比べないと分かりませんが。
低速域でアタリの硬さが気になりましたが、車速が上がるとボルボらしい安定感が得られるので、
できれば高速でも試してみたいところです。リアサスはV90と同じく板バネだそうです。
V90も板バネとは思えない収まりの良さを示していましたが、V60もV90と同様にジェントルな
乗り心地を提供しています。このセッティングはさすがボルボですね。
ちょっと気になったのはステアリングです。車速感応プログラムがイマイチで動き出し時の
軽さと走り出した後の重くなっていくプロセスが明確に分かるのがちょっと不自然に感じます。
さらにセルフセンターが強めな印象なのもちょっと違和感がありました。
ノーマルモードではこんな印象があったんですが、モード切替による足のセッティングや
ステアリングへの影響はないと営業さんは仰っていましたが、スポーツモードにすると、
ノーマルモードでの違和感は軽減されてそれほど違和感はありませんでした。
気にならなければ大した話ではないんですが、個人的にはスポーツモードでの走行が
一番しっくりくるかな、といった印象です。
ということで、簡単ですが試乗はこんな感じでした。モメンタムグレードが499万円、
インスクリプションが599万円です。ただオプションのレザーシートを選ばなければいけないので
もうちょっと上がります。別注でもよければ499万でファブリックが選べるのでレザーシートが
要らない方はそれが一番いいかもしれません。これで499万ならEセグとしてはお買い得では
ないでしょうか。ドイツ車ではない高級車を選ぶという違いの分かる男も演出できますしね。
シンプルな北欧デザインという選択はなかなかいいんじゃないでしょうか。
是非みなさんも新V60に試乗して北欧の風に触れてみてはいかがでしょうかぁ。
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