トヨタはルマンもWRCも止めない、だろう理由 | Italiaspeedのロックな毎日

トヨタはルマンもWRCも止めない、だろう理由

 ということで、ITmediaで連載中の池田直渡さんの「週間モータージャーナル」に、

 なぜトヨタの組織は強いのか、についての記事が載ってました。

 

 世界が知らない“最強トヨタ”の秘密 友山副社長に聞く生産性改革
 http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1807/17/news014.html

 

 トヨタ副社長の友山さんへのインタビュー記事で、これがなかなか興味深いです。

 

 

 

 

 すでに読まれた方も多いと思いますが、まだ読まれていない方は是非ご一読を。

 詳しくはこの記事をご覧いただきたいのですが、トヨタが「もっと良いクルマをつくろう」の

 号令のもと、TNGAを実施してきて、カローラスポーツや新クラウンなどその成果が

 出始めています。今までのトヨタのクルマの中で最高のデキに仕上がっているんじゃないかと

 思えるぐらいに非常に良いデキです。そんなクルマをどのようにつくり出すことができたのか、

 が、この記事を読むと実感できます。

 

 トヨタは今年のルマンで念願の優勝を勝ち取り、WRCでもヤリスが活躍しています。

 こういったレース活動は以前は市販車へのフィードバックのための実験室と言われた時代も

 ありましたが、今ではほとんどフィードバックされるような技術はないとも言われています。

 さらに以前はどちらかというとマーケティング要素での参戦であったとも言える部分もあり、

 業績がイマイチになるとすぐに撤退してしまう、ということを繰り返していたこともありました。

 

 そんなトヨタですが、今のレース参戦は組織に非常に重要な結果をもたらしているようです。

 それは技術のフィードバックだけではなく、極限状態でいかに無駄のない判断を行うか、を

 経験した人が組織に戻ってその経験を日常の業務に生かす、という高速PDCAを回す環境は

 ルマンやWRCなどのレースに参戦しないと得られない経験だそうで、そういった経験こそが

 トヨタのジャストインタイムを支えているんだそうです。

 

 これは製造工程だけではなく、ホワイトカラーの生産性向上と働き方改革にも応用できるそうで、

 友山さんは記事の中でこう言っています。一部転載すると、

 

 ホワイトカラーの7つの無駄というものを作りました。

 会議の無駄、資料の無駄、根回しの無駄、調整の無駄、上司のプライドの無駄
 まんねりの無駄、「ごっこ」の無駄

 

 だそうです。日頃の仕事の中にこういった無駄ってありますよね。毎週の会議のための資料を作る

 とか、こういう無駄をいかになくすか、にもレース経験がフィードバックされているとはビックリでした。

 こういうことも含めてルマンやWRCへ参戦し続けることがトヨタのさらなる強さを作っていく、

 ということなんでしょう。

 

 こういう話を聞くと、やはり世界一の自動車メーカーは凄いんだなぁと改めて感心します。

 あとは個人的にはなんとかデザインさえ良くしてもらえれば最高なんですけどね。

 

 ということで、友山さんの言うことが今後もさらに強化されてルマンやWRCの経験がフィードバック

 されていき、すばらしいクルマが出てきてくれることを期待したいですね。

 

 

 

 

★★-----------------------------------★★

    緑の道プロジェクト やってます!

   あなたの感動した場所を教えてください。

  是非Facebookページ登録してくださいね!

 

  http://www.facebook.com/midorinomichi

★★-----------------------------------★★



 よろしければ、ポチッとしてくださいね。

     ↓
にほんブログ村 車ブログへ

 

 

 Twitter、Facebookへイイネ!してくださいね。

        ↓  ↓  ↓