喜多方 三津谷煉瓦登り窯がすばらしい
ということで、喜多方のすばらしい蔵を観て回ったんですが、喜多方の蔵はレンガ造りが
多いです。それは喜多方がレンガ製造が産業のひとつだったからなんです。
若喜商店の煉瓦座敷蔵をはじめ、喜多方のレンガは地元でつくられたものを使っており、
そのレンガをつくったのが、三津谷の登り窯です。
場所はこちら。
https://goo.gl/maps/bnP3SM2HbFK2
喜多方の北東、三津谷集落にあります。明治23年に創業し昭和43年まで生産が行われていた
そうです。その後は放置されていたそうですが、近代化産業遺産に指定されたことから復興し
今も実際にここでレンガをつくっているそうです。
昭和43年から放置されていたのに遺っていたのは屋根付きの小屋だったからだそうです。
登り窯は土でできているので、屋根がないと風雨でダメになってしまうので遺っているものは
非常に少なく、この登り窯も奇跡的に遺ったものです。この屋根も大正時代からのものです。
登り窯の中に残っていた大正時代のレンガ。
登り窯の煙は煙突をつたって外へ。
登り窯というと焼き物の登り窯を想像しますが、仕様は基本的に同じですが、大量のレンガを
つくるために規模は横幅で3倍、長さは10段にも及ぶものになっています。昔から薪を焼いて
レンガを焼いています。戦後は薪を燃やすためにバーナーを導入。
今もこのバーナーは使われているそうです。喜多方のレンガの特徴として、レンガは通常は
素焼きのままですが、喜多方のレンガは釉薬を塗って焼いたものになり、それをイギリス積み
と言われる2段ごとに縦横で積んでいく積み方でつくっていくんだそうです。喜多方の煉瓦蔵が
焦げ茶っぽく見えるのは、この釉薬を塗ったレンガで、それはこの三津谷登り窯でしか
つくることができないそうです。喜多方の煉瓦蔵を守る唯一のレンガはここにしかありません。
この登り窯がなくなると、喜多方の煉瓦蔵もなくなってしまうかもしれません。
そんな貴重なものなので、近代化産業遺産に指定されたわけです。こういった遺構は末永く
遺していってほしいですね。この登り窯がある三津谷集落にはここでつくらてたレンガを使用した
蔵がいくつか遺されています。現在も使われているようです。
三津谷集落にはレンガ造りのラーメン屋も。老麺会に入ってるんですね。
さらにそばには廃校の小学校跡が。
ということで、明治大正昭和と続いた貴重な遺構である三津谷登り窯と三津谷集落の煉瓦蔵。
これは是非みなさんに観ていただきたいところです。喜多方へいらっしゃった際には、
是非この三津谷集落にある登り窯と煉瓦蔵を見学してみてくださいね。
続く・・・。
その3:喜多方の蔵の数々がすばらしい
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