新マツダ・デミオ 15D 6MTに試乗した | Italiaspeedのロックな毎日

新マツダ・デミオ 15D 6MTに試乗した

 ということで、念願のデミオ・ディーゼルの6速マニュアルに試乗しました。

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 Lパッケージの白革シートがカッコいいですなぁ。白革は汚れるので私が買うなら
 ツーリングのファブリックで十分ですが。LEDライトもカッコいいですね。

 前回オートマを試乗したエントリもご参照ください。


 マツダ・デミオ・15Dオートマに試乗した

 
 念願のマニュアルでしたが、結論から言うと、期待とは違いましたね・・・。
 まぁ、これはオートマに試乗した時と同じで、マニュアルになったからと言って、
 アクセラディーゼルのマニュアルに乗った時のようなスムーズなレスポンスで
 上まで一気に回っていくディーゼルエンジンではありませんでした。ミッションの
 違いでは解決できない、ターボも含めた構造なりセッティングなりの根本的な
 問題なんだろうな、という感じです。

 デミオディーゼルATに乗った 時に書いた通り、アクセラは2ステージターボで
 大小2つのターボチャージャーが付いていますが、デミオはシングルの可変
 ジオメトリターボで、このターボの構造やセッティングが燃費寄りになってると
 思われるところが大きいんでしょうなぁ。

 1速でスタートしてまず感じるのは、オートマと比べてトルクが薄いことです。
 特に2000回転ぐらいまでは今ひとつ盛り上がりに欠け、レスポンスもイマイチ
 な感じです。2000回転を過ぎるとターボがかかってトルクが出てくるような
 印象です。これは2速3速とシフトアップしていっても同じような印象でした。

 ディーゼルなので、1500回転ぐらいでも早めのシフトアップでポンポン行くのが
 楽しいかなと思ってましたが、1500回転前後でシフトアップすると、次のギアでの
 落ち込みがあってトルクが付いてきません。

 なので1速2速と2000回転以上、できれば2500回転以上になってから繋ぐほうが
 スムーズな走りができると思います。特に2速から3速へは若干開きがあるので、
 2速は3000近くは回したほうがいいかもしれません。

 下ろし立てなので3000以上は回しませんでしたが、3000回転まで回せば十分な
 トルクを得ることができるので、それ以上は回す必要はないですね。3000以下で
 適切なシフトを選択すれば街中でも楽しく走れると思います。

 ジャーナリストも含めて、デミオ・ディーゼルはマニュアルよりオートマの
 ほうが乗りやすくていい、という評価でしたが、両方乗ってみるとその通りだと
 思います。フツーに乗るならオススメはオートマですね。オートマのトルクが
 25.5kg、マニュアルが22.4kg、という数字的に約3kgの開きがあるのは数字以上に
 感じると思います。明らかにマニュアルのほうが2500回転以下でのトルクの
 薄さは気になりますね。

 とは言え、オートマにはない自分でシフトをコントールして走るという喜びは
 マニュアルじゃないと得ることのできない楽しみでもあるので、この差は
 トルクの3kg以上の差になっていることは間違いありません。

 低回転でのトルクの薄さは、例えば今乗っているFIAT500の1.2POPでも
 全く同じでして、私はSEVを付けてそれを補ってるんですが、SEVのような
 パーツを付ければそれなりに足りない部分は補えるので、FIAT500から移植
 すればある程度は解決するのでいいかな、と思ってます。

 できれば、SEVなど付けずに標準でトルクフルでレスポンスのいいスムーズな
 加速の味わえるエンジンにしてもらったほうがいいと思いますが、前述のように
 おそらく燃費優先の構造的マネジメント的な問題が大きいのは否めないですね。

 特にディーゼルのマニュアルがカタログ数値としてどうしてもリッター30km
 と掲載したいがために、燃料タンクをマニュアルだけ35リッターと小さくするなど、
 燃費対策重視な設定にしているのは残念です。

 現状デミオは予想以上の売れ行きで、そのうち65%ぐらいがディーゼルという
 ことですが、おそらくそのほとんどがオートマなはずです。であれば本来
 燃費云々はオートマでやってくれればいい話で、マニュアルは燃費ではなく、
 マツダが提唱する走る楽しみを提供するためのものだと思います。
 その走る楽しみを犠牲にしてもカタログ燃費を優先したマツダにはちょっと
 ガッカリですかね。

 ドライバーの最新号で、デミオディーゼル6MTとMINI、フィットハイブリッド、
 POLO、などとの一気乗り比較記事が出てるんですが、他車がガソリンということも
 ありますが、レスポンスや回頭性、ブレーキ等ではやはり他車に負けてました。
 重いディーゼルのネガが出てる感じです。しかし燃費ではフィットハイブリッドが
 25.6km/Lに比べて、デミオディーゼルは27.2km/Lとハイブリッドよりも実質燃費が
 上回る結果になっており、ディーゼルの燃費がハイブリッドに勝っていることが
 実証もされていました。

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 詳しくは記事をご覧いただきたいのですが、デミオの弱点が明らかに、という
 記事の体裁は概ね私が感じたことを反映した感じで、多くのジャーナリストが
 絶賛していることに異議を唱えるような内容は、なかなか正直な記事で好感が
 持てました。

 こんな感じで、ディーゼルエンジンのセッティングとミッションのギア比には
 改善の余地がありそうです。まぁ、それを弄ると逆に燃費が悪くなるという、
 二律背反的な話になっちゃうのかもしれませんが、これに挑戦し実現するのが
 マツダの良さでもあるので、リッター30kmは維持しつつ、アクセラディーゼル
 のようなスムーズなレスポンスを実現するエンジンに仕立ててほしいもんです。

 ということで、ディミオ・ディーゼルのマニュアルを買います、と言った以上
 買わないわけにはいかないので買いますよw。ただ、今すぐ買うとは言っては
 いないのでw、ネガが改修された後、マイナーチェンジした時が”買い”でしょうか。
 マイナーチェンジでも変わらなかったらどうするんだということは、その時点で
 考えたいと思いますw。でもたぶん買うと思いますけどね。

 いずれにしても、前回オートマ試乗のエントリ でも書きましたが、本場欧州の
 フィアット・パンダ4X4ディーゼルルノー・クリオ・ディーゼル に比べれば、
 圧倒的にスムーズで乗りやすくディーゼルエンジンとは思えないデキである
 ことにはかわりありません。この3車での比較ならデミオ圧勝だと思います。
 それぐらいほんとは良く出来てるディーゼルエンジンなんですが、いかんせん、
 同じ自社のアクセラのディーゼルには及ばなかっただけの話なんです。

 自社がすばらしいディーゼルエンジンを持ってるだけに、それに負けない
 エンジンにしてほしかったんですね。ディーゼルの小型化は非常に難しい
 チャレンジなんだと思いますが、現状に甘んじることなく、さらなる高みへ
 進めるような改善を期待したいです。今のマツダならそれは出来るでしょう。

 2年ぐらいあれば改善できるでしょうか。それまではおそらくFIAT500に
 乗ってるので、FIAT500の魅力を打ち破るようなデミオディーゼルが登場する
 ことを今から楽しみにしたいと思います。



 その1:マツダ・デミオ・15Dオートマに試乗した




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