新ダイハツ・コペン マニュアル(5MT)に試乗した | Italiaspeedのロックな毎日

新ダイハツ・コペン マニュアル(5MT)に試乗した

 ということで、先日ご紹介した話題の新ダイハツ・コペン5MTに試乗してきました。

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 生産型は初めて観ましたたが、個人的な好みでいけば顔がイマイチかなぁ。
 来年丸目が出るということは既報の通りです。これ。

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コレ観ちゃうと、このツリ目はどうも・・・。さらにボンネットまでの高さがかなり
 あるように感じるし、全体のデザインのまとめもちょっと。まぁ、安全性とかいろいろ
 要因はあるんでしょうが、丸目デザインはそれほどボンネットまでの高さを感じない
 ので、デザイン的要素のほうが大きいんですかね。

 ハードトップを閉めた状態だとさらにバランスがイマイチですかねぇ・・・。

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トランクはこんな感じ。

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意外と広いですが、ハードトップを格納するとミニマムになってしまいます。
奥に補強のバーが見えますね。

 ハードトップを格納するとこんな感じ。こっちのほうがさすがにシンプルでいいです。

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 内装はこんな感じ。

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 マニュアルがいいですなぁ。やはりこういった走りの楽しさを訴えるクルマは
 ミッションはマニュアルじゃないといかんですな。シートやインパネの質感なども
 軽としてはよく出来てるんじゃないでしょうか。

 ただ、ハードトップを閉めた状態でポジション取ると、私が座高が高いせいかw、
 シートを倒し気味にしないと頭上高が稼げません。そのせいでステリングまでが
 遠くなるので、昔のイタ車のようなスタイルに。まぁ、これはしょうがないんで
 しょうかね。オープンにすれば解決ですしw。

 タイヤは、165-50-16のポテンザRE050を履いてました。

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 で、早速試乗です。

 まず気が付くのは、ボディ剛性の高さです。最近は軽も剛性高くなってますよねぇ。
 この新コペンはDフレームという新しい高剛性ボディを採用しています。そのおかげで
 足もしっかりしてますし、走りにヤワな印象がありません。外板を樹脂製にして
 軽量化と話題の着せ替えを実現しているので、その分ボディでしっかり剛性を出す
 必要もあったんでしょう。

 先代よりもストロークが短くなったらしいシフトもしっかりしていていいですね。

 エンジンは3気筒になった660ccの64馬力です。営業マンの方との2名乗車だったことも
 あるのか、エンジンはアクセルを踏めば威勢よく回ってくれますが、若干パワーが
 足りないかなぁ。これは一人で乗ればまた印象が違ったと思いますが、走りの楽しさ
 を訴求するにはもう少しパワーがあったほうがいいかもしれません。まぁ、これは
 規格で決まってるので難しいですけどね。購入後にマッピングの変更とかしても
 車検とか問題ないんであれば弄りたくなりますw。

 営業の方が先代よりかなり静かになりましたと仰ってましたが、軽らしいエンジン音
 は結構しますね。まぁこれはしょうがいないでしょうか。それとボディがしっかり
 したわりには、ハードトップを閉めた状態では路面のギャップによってはミシミシと
 音がします。これは個体差なのかどうか分かりませんが。この辺のチューニングは
 軽だからしょうがないっすかね。

 ステアリングは一般的な軽に比べれば結構しっかりしてるでしょうか。
 しかしセンターの遊びも大きいですし、もうちょっとカッチリしたフィールに
 してもらえるといいですかね。車速感応のマネジメントがイマイチで、低速時と
 中速に入ってからのフィールが如実に重くなるのがちょっと不自然な感じで
 違和感がありますね。これは車速にもうちょっと自然に追従できるようなセッティング
 にしたほうがいいでしょうか。

 しっかりしたボディなので、たぶんハンドリングもスピードを上げるとそこそこ
 いいんだと思いますが、街中の直線しか走れない試乗コースではハンドリングが
 試せないのが残念です。発表前の箱根ターンパイクでの試乗会には参加できません
 でしたが、ああいったコースで是非試してみたいっすね。

 ここまではまぁ軽としてはそれなりにいい感じでしたが、問題は乗り心地。
 これはサスのセッティングとタイヤの両方の問題だと思われますが、大き目のギャップ
 を乗り越えると結構バタバタします。整った路面では硬さはあるものの嫌な硬さは
 感じずに走れますが、全体的にストロークが足りない印象と、やはりタイヤの扁平率が
 高過ぎるんじゃないかと。舗装修理跡とか多い街中ではちょっと気になるかも。

 スポーティな印象を与えようとわざわざポテンザRE050にしてるんだと思いますが、
 16inchで50扁平を受け止めるような足のセッティングになっていないと思います。
 これが15inchで60扁平のエコタイヤを履いてると、また印象はガラッと変わったと
 思います。いくらスポーティとは言え、軽に16inchの50扁平ポテンザはやり過ぎでは
 ないでしょうか。最近はエコタイヤでも十分スポーティに走れます。メーカーとしては
 ポテンザ履いてるとユーザーも喜ぶだろう、という選択だと思いますが、この選択は
 もったいないですね。折角の乗り心地が台無しです。15inchの60扁平のほうが
 軽のスポーツらしくヒラヒラと軽快に走れると思いますが、どうですかねぇ。

 もう一つ気になったのがブレーキです。踏んでも効きません・・・。
 軽はこんなもんだ、ということなんですかね。スポーティな走りでポテンザ履かせて
 いるのにブレーキの効きが甘いのは危ないっす。もちろん全然効かないわけではなので
 誤解してほしくはないですが、普段普通車に乗ってる者としては、スポンジーな
 踏み応えに違和感がありました。もうちょっと効くようにしたほうがいいと思いますが。

 ということで、簡単ですがこんな感じです。

 全体的には軽としてはよく出来てるとは思いますが、セッティングの煮ツメがイマイチ
 なのがもったいないですね。この新コペンのローブというグレードはCVTで1798200円、
 5MTで1819800円です。マニュアルのほうが高いんですね、残念。

 話題のボディ着せ替えについては、このローブグレードについてはまだ詳細分からない
 そうなんです。ドア以外は交換可能だそうですが、どのパーツがどんな着せ替えに
 できるのがまだ分からないので、これはダイハツからの発表を待つしかないですね。

 最後に、この新コペンを買いたいかと言うと、買わないかなぁ・・・。
 大きな理由はツリ目のデザインが好きではないのが大きな理由ではあります。
 なので、来年丸目が出れば、また印象は変わるかもしれません。それと同カテゴリで
 ホンダのS660も出るので、それとの比較をしてから、というのもありますかね。

 しかし、この新コペンは180万もします。180万と言えば、噂ではマツダの新デミオの
 1.5Lディーゼルターボがだいたい180万ではないか、と言われています。軽としては
 よくできてるものの、180万で比較すると、もっといいクルマも購入可能になります。
 軽の小さなオープンという他に代えることができない大きな特長を持ってますので、
 それを考えると、180万で何にも代えがたいカーライフが手に入るんだと考えれば、
 デミオとの比較は意味がないかもしれません。

 まぁ、これは完全に個人の好き嫌いと言うかクルマに何を求めるのかという価値観の
 問題であって、造りの良し悪しとか、そういった話ではありませんね。セッティングの
 問題はちょっとありますが。

 まだデミオは出てもいませんし乗ってもいないですが、新コペンと新デミオどっちと
 聞かれれば、私は新デミオにするでしょうね。オープンの魅力を楽しみたいなら、
 もうちょっとお金出してでも、今度出る新型かまた中古でもいいのでロードスターを
 買った方がいいと思います。軽のランイングコストが重要なら軽しかありませんが。

 これは前述のように個人の価値観の問題ですが、新コペンのフィーリングに180万は
 見合ってないような気がしてなりません。これが150万以下だったらまぁいいかなぁと
 思えなくもないですが。要は180万の走りにはなってないと感じちゃうんですね。

 とうことで、ちょっと厳しい物言いになってしまったかもしれませんが、
 何度も言うようにこれは個人的な価値観の問題なのでお許しいただければと。
 新コペンに乗って、これは欲しい!と思えるなら是非買ったほうがいいと思いますよ。

 丸目、早く出てほしいなぁ。




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