単に試合を見るより、二人の関係性を理解すればその試合はもっと面白くなるという話 | 編集人の戯言

編集人の戯言

私めの夢闘派からの独立により、題名こそ変わりますが、やる事は全くかわりません(笑)
ただし、今後は契約している夢闘派さんに加えてクレイジーユニオンさんの話題も増えていきます。

 

今大会はコメントをもらえる選手は片っ端からもらっている訳ですが、そういう選手のコメントを編集していて思うのは

「選手はちゃんと闘いにテーマを見出している」

という事ですね。

例えばこの試合

 

 

香取選手は政宗選手に対し「対戦したい」という気持ちが芽生えたのがまだデビューして間もない頃だったと。

たまたま1年前に対戦要望を出したけど、その想いは初めて政宗選手を見た時から抱いていたと。

ただ、その時と今とでは周囲の環境が大きく変化しているし、自らの意識も大きく変化している。

つまり今度の闘いは1年前の“ソレ”とは違うんでしょう。

 

今回の覇王戦も新井選手とクラッシャー高橋選手の個人的な想いが伝わってくるし、自分達がどうこうするのではなく、選手の皆さんがその闘いにテーマを持って闘う感じですね。

例えばこの試合もそうだけど、この試合はもう勝負論の世界。

「闘いとは勝つ事」

にこだわる両者だけど、やはり瞬殺の美学と呼ばれるパンクラシストの伊藤選手とACEの闘いにウエイトを置く佐藤選手では考え方が異なってくるだろうし、ここら辺もひとつのドラマチックな内容になってきます。

 

これはあくまで個人の考え方なんですが、やはり何で二人が闘うのか?という事を明確に打ち出したほうがその試合に対して思い入れが強くなるのかなと。

ただ単にタイトルマッチやりました、勝ちました・・・は、それはそれでいいんだけど、二人の関係性をもっとクローズアップしたほうが絶対面白いと思ってます。

だからよく皆使うじゃないですか。

「因縁の対決」とか「遺恨試合」とか(笑)

あんなのは関係性の最たるものだろうし。

 

そういう視点で改めて選手のコメントを見てくれるといいなぁと。

「あ、そういう感情なんだなぁ」

って知れば知るほど面白いですから。