「今回、ひとつ誤算があったとすれば・・・」
吉野代表が第三ブランド高島平大会についての総括で切り出したのがこの発言。
「意外と座りたいお客さんが多かった事」
そうなんです。
基本第三ブランドはオールスタンディングでの観戦なんですよ。
理由はもうわかっていただけたと思いますが、とにかく会場全てが戦場となる為、椅子に座っていると逃げ遅れて乱闘に巻き込まれる可能性があるんですね。
流石に今回はいませんでしたけど、中にはタカをくくって
「どうせ俺達には襲い掛からないだろう」
と椅子に座ったまんまのお客さんもいます。
何度も言っておきます。
場外乱闘はマジで危険です。それはこの大会を見たお客さんなら理解できたと思います。
今回見てわかっていただいた通り、第三ブランドに参戦している選手は乱闘しててもお客さんに
「よっしゃ行くぞー!!」
ってアピールするどころか
「邪魔だ、どけコノヤロー」
って怒鳴りながら、誰彼構わず蹴散らす人ばっかりだったので、お客さんに自ら距離を取ってもらうしかなかったんですよね。
また、椅子があるとそれを使って攻撃をし始めちゃう選手がいるんです。
壊したら弁償です、一脚6,600円です。
そういう諸々があって、オールスタンディング。
でも、足の悪い人とか子供さんなんかはセーフティゾーンとして椅子に座ってもらってたほうが安全なので、座席ゾーンを設けた訳です。
(選手には絶対近づくなと厳しく言ってあのレベルです)
羽鳥リングアナから言われましたけどね。
「次回は椅子の設置を増やしたほうがいいです」
アンケートの座席に関する意見として
「夢闘派はじっくり攻防が見たいから座席がほしい。第三ブランドは臨場感を楽しみたいからオールスタンディングが理想」
というのがあって・・・
でも、今回の光景を見ると・・・ちょっと対策を考える必要がありますね。
全部が全部パーフェクトな興行なんてあり得ないし、何か変えれば当然それに対する問題点も出てくる訳で、結論としてはひとつひとつ潰していく事で満足度の高い大会にしていくしかないんだろうなと思う訳です。