P3190(ENG出力異常)/プリウス | 自動車整備士駆け込み寺 喝っ!

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少し走行すると走れなくなる(キーON状態)になるという平成22年式プリウス(ZVW30、2ZR-3JM)

 

DTCは、色々と出ていたが消去後は、エンジンシステムがP3190(ENG出力異常)、HVシステムがP0A0F-204(エンジン系異常)を記憶していたとのこと。

 

 

知人の工場に入庫した車だが、どこを点検すればいいかとの電話相談。

 

 

単純に考えれば、エンジンに何らかの異常があってエンストすると思われるので、整備モードにして基本点検を行ってはどうかとアドバイスしておいた。

 

翌日、電話がありエンジンがかかるがすぐに止まるという。

 

何度か試していると、そのうちエンジンが回らなくなったとのこと。

 

クランキングをしすぎてHVバッテリの容量が低下し、クランキングが出来なくなると大変なので、これ以上はデーラーさんに任せた方がいいのではないかと説明。

 

ただ、その前に、キーON状態で点検できる、データモニタや燃圧測定などをアクティブテストで行ってみたり、プラグなどの目視でも点検可能な箇所を点検するように説明しておいた。

 

 

数日後、電話があり原因が判明したとのこと。

 

 

原因は、エアフロメータのホットワイヤー部に、社外品のエアエレメントの破片が、多量に詰まっていたとのこと。

 

この破片を取り除くと正常になったというのである。

 

 

原因は思いもよらないまさかの結末だった。