エンジンかかからないという平成29年式ボンゴ(SLP2T、L8)。
同業者からの依頼。
そもそもはエンジン不調で入庫したようだが、そのうちに始動不能になったとのこと。
プラグを点検すると、かなり摩滅していたのと真っ黒にかぶっていたので交換。
すると、エンジンはかかったが不調で、そのうちかからなくなったので当社に持ち込まれた。
ダイアグを点検すると正常。
火花点検を行ったが問題なかった。
ただし、プラグは新品に交換したというのに真っ黒。
パーツクリーナを吸わせてもかからない。
このことから、オーバーリッチが考えられるので燃圧を測定しようと、燃料ホースを外すと軽油の匂いがした。
また、手についた燃料に潤滑性があることに気が付いた。
少し燃料を抜いてみると、明らかに軽油が混じった色をしていた。
燃料計を見ると7割くらい入っていた。
満タンにしたのかは不明だが、入れてしばらくは問題なかったのかもしれない。
ただ、たしか、軽油はガソリンより重かったはず。
入れ間違ったのであれば、すぐに不具合が出そうであるが・・・・
燃料を入れ替えると、エンジンは正常に戻った。
誰が入れ間違ったのかはわからないが、ボンゴ=ジーゼル車という固定観念があるのではないだろうか。