エンジン警告灯が点滅し吹き上がりが悪くなるという平成13年式サニー(FB15、QG15)
この年式で、エンジン警告灯が点滅なんて聞いたことがない。
とりあえず、ダイアグノーシスを調べると、P0110(吸気温センサー系)、P0100(エアフロメータ系)、P0115(水温センサー系)を記憶していた。
症状を確認するためにしばらく試乗すると、不具合が発生。
その時のエンジン警告灯は確かに高速で点滅していたが、どうみても不規則な点滅である。
また、同時に、実際のエンジン回転に変化はないのにタコメータの針が大きく変化してた。
ダイアグノーシスやデータモニタを点検しようとスキャンツールを見ると通信エラー。
エンジン以外のシステムを点検すると、通信が出来てダイアグノーシスなどの点検は出来た。
このことから、通信線の異常ではなさそうである。
サーキットテスタで各々の信号電圧を実際に測定したが、正常な電圧だった。
また、ECUの電源とアースをオシロスコープで調べたが問題なし。
どうみてもECU不良。
そもそも不規則に高速点滅する時点でECU不良ではないかと思っていたが、間違いなさそうである。
ECUを交換すると、不具合は発生しなくなった。
日産のトラブルは多く経験しているが、ECU不良は珍しいのではないだろうか。