二種電気工事士の試験
数値ではなく文字で解答する問題が
毎回1から2問く出でている
特に消費電力が多いが、三相交流にまで文字で解答するのは
正直、つらい!!
なかには 難解なものまであるぞ~ おい!!
過去問に以下のようなものがある
抵抗R[Ω]に電圧V[V]を加えると、電流I[A]が流れ、
P[W]の電力が消費される場合、抵抗R[Ω]を示す式として、誤っているものは
という問題が出ている
まず、
V(電圧) ・・ I(電流) ・ R(抵抗)
V = I × R
I = V ÷ R
R = V ÷ I
これをP(消費電力 ワット)に当てはめる
①P = V × I
②P = I × I × R
③P= V × V ÷ R
これを変形すると
①式の変形
I = P ÷ V
V = P ÷ I
②式の変形
R = P ÷ (I × I)
③式の変形
R = (V × V) ÷ P
つまり
V = IR = P/I
I = V/R = P/V
R = V/I = P /(I×I) =(V×V)/P
となる
現実に計算してみるとわかる
電圧100V 電流20Aとすると
抵抗は100÷20=5Ωである
これを消費電力に直す
①P = V × I = 100×20=2000W
②P = I × I × R = 20×20×5 = 2000W
③P= V × V ÷ R = 100 × 100 ÷ 5 = 2000W
いずれも2000Wとなった
①式の変形
I = P ÷ V = 2000W÷100 = 20A
V = P ÷ I = 2000W÷ 20A = 100V
②式の変形
R = P ÷ (I × I) = 2000W÷ (20A×20A) = 5Ω
③式の変形
R = (V × V) ÷ P = (100V×100V)÷2000W = 5Ω
これで
式が文字になっても理解できるだろう!!
ただ、これが交流になると さらに
力率 というものが出てきてなやまされるのだが・・・。