見分ける言葉
職業柄、ベンチャー企業の経営者の方々とお話しする機会が多い私です。多くの方が、前向き(そうじゃない方は別の意味で問題なんですけど・・・ww)ですが、数年以内に成功する方としない方とを分ける言葉があるんです。
技術系のベンチャー企業にとっては、まさに特許って命綱。それには同意していただける方は多いのですが、ここで成功する(した)方と成功しない方とで明確に分かれる言葉があるんです。
成功する(した)方:
私どもの規模なら、年間どれくらいを予算取りするのがベストですか?
成功しない方:
ベンチャーなので、資金に余裕が出来たらお願いします。
わかりますよね?創業された方が、資金に余裕ができる時期なんて先の先。成長させるためには投資&回収の連続。これを言い出したら永遠に権利なんて取れません。まあ、切実に感じていないんでしょうけど・・・。
まあ、良く約束でもありませんか?「いつかお会いしましょう」という方とは二度と会えないようなww
開発予算の何%を特許に回すか、それを何年続けて自分たちの技術にいくらの価値を創出するか。その視点がない技術系企業は、ほぼ100%成功しません。優れた技術を持っていても、第三者に取られて終わりでしょう。
昨今、どの業界でも、大手企業の開発力は依然と比べて大きく後退しています。夢を持たせてもらえないんでしょうね、若手技術者が。
そうなると、ベンチャー企業の技術をいただくことに注力する輩(やから)も増えてきます。こちらもそれなりの手段を講じておかないと、資金力に負けてしまいます。
加えるなら、実は自分たちで取得した特許や商標、事業を転売する時には、相手方企業にとっても大きなメリットが出てくるんです。この話は、弊所とM&Aの案件を進めた方だけのお話です(笑。
過去のデータは過去でしかない
ボクシングの世界で、今、一番話題になってい織る日本人と言えば井上尚弥選手でしょう。彼が良く用いる言葉にこういうのがあります。
過去のデータは過去でしかない。
つまり、対戦相手のデータをほとんど見ないそうです。リングで顔を合わせて、戦う中でデータを収集して分析する。そして、最善の手段で相手を倒す。このプロセスを徹底しているそうです。
これ、実は、AIの世界でも当たり前のことなんですが、マスコミを初めとしてどうしてもAIを広めたい方々は意図的(?)に無視されています。例えば過去12戦して1回も勝っていない相手との対戦なら、AIならほとんど負けと回答するでしょう。
言いたいのは、AIにおける学習済みエンジンが出力するのは結果の確率。したがって、学習させるデータがすべて負けなら負けなんです。囲碁だって、一手ずつ判断してるでしょ?これを試合結果と置き換えて話す。そりゃ、結論が変わるわけです。
特許や商標の世界でも、例えば法律が大きく変わった場合、それまでのデータって学習データとして不適当なデータになります。そこまでドラスティックではなくても、例えば商標の審査基準が変わった場合、過去のデータに基づくAIだと、登録の可否に誤った回答を出すでしょう。また、新たに学習し始めても、正解を出すまでにタイムラグが生じる(データ量が一定量になるまで)のも当然のこと。
このようにAIを盲信すると、とんでもないことになります。必ず、「どういうデータをどの範囲で学習させているか」は確認してから使用する癖は付けたいものですね。「AIですから・・・」なんて勧誘が一番怖かったりして・・・ww
どうもテレビは信用できない
先日、私が昔、所属していた一部上場企業の労組の女性が、横領の疑いで逮捕されました。それを受けて、なぜか私に某テレビ局から電話インタビュー等の依頼が来ています。
要件を聞いてみると、どうもテレビ局としては労組の管理体制ができていないことが原因、と決めつけたいようで、そこへ向けて都合のいい回答を引き出すように設問を設けていました。
仕方がないので、私の持論(どんな組織でも、どんなに体制ができていても、悪意ある人間が内部にいたなら破られる)を話すと、そんな話じゃないとでもいいたげな感触。「OBとしてどこが腹立たしいですか」とか、感情的な発言まで欲しがられる始末で。
挙句の果てに、ニュース番組放送中のインタビューの可否まで。他に聞くやつおらんのかい、というのが正直なところ。
気になったのは、直接テレビ局の名前を名乗ってはいたものの、その真偽を確かめる手段が当方にないこと。おそらくは制作会社じゃないのかなあ。すると、インタビューの編集も怖いし、名前を出さないという約束すら怪しい。
こうやって、強引に、テレビ局の恣意にのっとって作られた映像が日々流されていると思うと、「テレビは見ない」と言われている方々の気持ちもわかるような気になります。ニュースでさえ、こうやって捻じ曲げて報道するんですから。