ここでは私たちが何気なく見過ごしている動作の異常について
お話しましょう。
たとえば、「無くて七癖」と言います。
とくに癖などないように見える人でも、
意識して観察してみれば七つくらいはある、誰にでも
癖はあるものだ、ということです。
癖は無意識に行われているもので、
とくにマナー違反でもないかぎり
他人は指摘しないし、自分でも直そうとしません。
自分で気づいていない癖というものも、
おそらくいくつかあることでしょう。
癖は左右どちらかに偏るものです。
この左右で一定ではない状態を続けていると、
そのからだは少しずつ変形しはじめ、
バランスを失っていきます。
左右対称の骨格を左右対称の筋肉によって支えている人間にとって
姿勢の取り方、バランスの取り方、
重心の保ち方は、本来ひとつであるはずです。
しかし、筋肉の動きが同じであるはずの足でも
黙って立っているとき、重心がかかっている方と、
重さをかけないで休んでいる足があるはずです。
このとき、左右の足を比較してみると、
その性質がちがいます。
重心をかけている足の股関節は収縮性であり、休んでいるほう、
重心をかけていない方の足は弛緩しています。
このような何気ない毎日の動作がからだの変形を作り出しているのです。
バランスが中心軸にないときは、
からだにとって有害です。
動作の異常は外見的なものにとどまりません。
形の中に入っている内臓や神経系にも
影響が及ぶことは容易に想像できます。
林 宗駛 著 「形の医学」より引用
しんそうの基本概念
http://shinso-j.com/shinso.html
身心相(しんそう)の運動こそが、フィードバック機構が作る
体性反射機構を利用したもので、
痛みを感じない自然の理にかなった運動なのです。
また、なんといっても左右が対称性にバランスよく戻ったことが
治療を受けている患者さんからも「見える」「確認ができる」「納得のいく」
運動療法なのです。
「健康」と言う言葉がブームになり、たくさんの対症療法や
香りや音楽を使った代替医療がはやりました。
雑誌を見ていても、「腰痛」「肩こり」「冷え性」といった
一つひとつの症状を特集し「~はこれで治す」という記事を載せています。
しかし、こういった今までの症状を追い掛け回す方法は変形の解決にはなりません。
その症状を訴えているときのからだ全体の姿や形はどうなっているか、
という発想はどこにもないのです。そこには
何も新しいものはなく、今の西洋医学、現代医学、各種民間療法などの
これまでやってきたことを後押ししたり、
補足するような形にしかなっていません。
このことは基本的な「からだが変形する」という考え方がないために、
いつまでも足踏み状態から抜け出せないと言うことです。
現代人の多くはストレスや科学的、物理的な進歩の影響もあって
心もからだも疲れています。
ところが、現代の病んだからだに西洋医療は答えて上げられないために、
多くの患者が西洋医療を回り、次ににsまざまな対症療法をまわり、
やがて限界を感じてしまうと、次は代替医療に目を向けます。
しかし、いくら匂いを嗅がせたり、音楽を聴かせたところで根本的
からだの変形の治療にはなっていないのです。
「癒し」という言葉もブームになりましたが、
「あれをやっても、これをやっても治らないのは気持ちのせいだ」と、
気持ちを癒してみます。
しかし、やはりそこにも解決はないのです。
身心相(しんそう)はそうではなく、
「今、あなたが不調を訴えているからだはこんな形ですが、
自由自在で動けたときのからだはどうなっていたんですか?
何も問題がなかったときの形にからだを戻しましょうね」
と言っているだけのことです。
症状を捉えて、いろんなものを並べて
「ああでもない、こうでもない」と言うのではなく、
「健康のときの仕組み、からだの形はどうか」ということだけをみるのですから
単純で明快なのです。
林 宗駛 著 「形の医学」より引用
しんそうの基本概念
http://shinso-j.com/shinso.html
体性反射機構を利用したもので、
痛みを感じない自然の理にかなった運動なのです。
また、なんといっても左右が対称性にバランスよく戻ったことが
治療を受けている患者さんからも「見える」「確認ができる」「納得のいく」
運動療法なのです。
「健康」と言う言葉がブームになり、たくさんの対症療法や
香りや音楽を使った代替医療がはやりました。
雑誌を見ていても、「腰痛」「肩こり」「冷え性」といった
一つひとつの症状を特集し「~はこれで治す」という記事を載せています。
しかし、こういった今までの症状を追い掛け回す方法は変形の解決にはなりません。
その症状を訴えているときのからだ全体の姿や形はどうなっているか、
という発想はどこにもないのです。そこには
何も新しいものはなく、今の西洋医学、現代医学、各種民間療法などの
これまでやってきたことを後押ししたり、
補足するような形にしかなっていません。
このことは基本的な「からだが変形する」という考え方がないために、
いつまでも足踏み状態から抜け出せないと言うことです。
現代人の多くはストレスや科学的、物理的な進歩の影響もあって
心もからだも疲れています。
ところが、現代の病んだからだに西洋医療は答えて上げられないために、
多くの患者が西洋医療を回り、次ににsまざまな対症療法をまわり、
やがて限界を感じてしまうと、次は代替医療に目を向けます。
しかし、いくら匂いを嗅がせたり、音楽を聴かせたところで根本的
からだの変形の治療にはなっていないのです。
「癒し」という言葉もブームになりましたが、
「あれをやっても、これをやっても治らないのは気持ちのせいだ」と、
気持ちを癒してみます。
しかし、やはりそこにも解決はないのです。
身心相(しんそう)はそうではなく、
「今、あなたが不調を訴えているからだはこんな形ですが、
自由自在で動けたときのからだはどうなっていたんですか?
何も問題がなかったときの形にからだを戻しましょうね」
と言っているだけのことです。
症状を捉えて、いろんなものを並べて
「ああでもない、こうでもない」と言うのではなく、
「健康のときの仕組み、からだの形はどうか」ということだけをみるのですから
単純で明快なのです。
林 宗駛 著 「形の医学」より引用
しんそうの基本概念
http://shinso-j.com/shinso.html
筋の面から考えると、重力がかかっている私たちの筋力は、
仕事や家事の疲れ、激しい運動などで緊張する部分から左右に差が出て、
非対称性となります。
こうなると筋骨格系はうまくからだの機能を生かしきることができなくなり、
正しい重心軸を作ることができなくなってしまうのです。
正しい重心軸を保てなくなると、からだは前後、左右のどちらかに
傾いたり、ねじれたり、曲がったりして手足の長さの違いになったり、
間接が硬くなったりするため、からだの構造が変形します。
こうなると身体運動はバランスが悪くなり、不安定で、動きが
不自由になってしまうのです。
身心相はこの筋骨格系が左右対称性に機能しなくなった構造の異常を
「変形性身体症」と名付けています。
そして、このようにからだの構造が変形することによって、
精密な部品の集合体である人間のからだが正常に機能できなくなって、
一つひとつの大事な部品が機能低下を起こし、
痛みや機能の障害を引き起こす原因になると考えます。
では、「変形性身体症」にならないためには
どうすればいいのでしょう。
からだの変形は目に見えますから、そのシステムの変形を知るために
筋骨格系の動きの基本である手と足の左右対称性を
比較することで判断します。
そして、左右対称性に働いていないからだの変形(ゆがみ)を、
本来の正しい左右対称性の形に治します。
これで機能異常は治り、正しいシステムを取り戻すのです。
正しい形に修復されたからだは、からだのシステムが全体として正常に
機能することができるようになりますから、
本来の健康な状態をまた作っていきます。
身心相のおこなう検査を簡単に説明すると、筋は学習と練習をすることによって
動きや形を覚えると言う生理がありますから、これに基づいて
筋に運動を覚えさせる身心相の運動療法を行って、変形(ゆがみ)を正しい形へ
治し、動きを自由自在にしていくのです。
林 宗駛 著 「形の医学」より引用
しんそうの基本概念
http://shinso-j.com/shinso.html
仕事や家事の疲れ、激しい運動などで緊張する部分から左右に差が出て、
非対称性となります。
こうなると筋骨格系はうまくからだの機能を生かしきることができなくなり、
正しい重心軸を作ることができなくなってしまうのです。
正しい重心軸を保てなくなると、からだは前後、左右のどちらかに
傾いたり、ねじれたり、曲がったりして手足の長さの違いになったり、
間接が硬くなったりするため、からだの構造が変形します。
こうなると身体運動はバランスが悪くなり、不安定で、動きが
不自由になってしまうのです。
身心相はこの筋骨格系が左右対称性に機能しなくなった構造の異常を
「変形性身体症」と名付けています。
そして、このようにからだの構造が変形することによって、
精密な部品の集合体である人間のからだが正常に機能できなくなって、
一つひとつの大事な部品が機能低下を起こし、
痛みや機能の障害を引き起こす原因になると考えます。
では、「変形性身体症」にならないためには
どうすればいいのでしょう。
からだの変形は目に見えますから、そのシステムの変形を知るために
筋骨格系の動きの基本である手と足の左右対称性を
比較することで判断します。
そして、左右対称性に働いていないからだの変形(ゆがみ)を、
本来の正しい左右対称性の形に治します。
これで機能異常は治り、正しいシステムを取り戻すのです。
正しい形に修復されたからだは、からだのシステムが全体として正常に
機能することができるようになりますから、
本来の健康な状態をまた作っていきます。
身心相のおこなう検査を簡単に説明すると、筋は学習と練習をすることによって
動きや形を覚えると言う生理がありますから、これに基づいて
筋に運動を覚えさせる身心相の運動療法を行って、変形(ゆがみ)を正しい形へ
治し、動きを自由自在にしていくのです。
林 宗駛 著 「形の医学」より引用
しんそうの基本概念
http://shinso-j.com/shinso.html
では、変形を起こす「動く仕組み」とは何でしょう。
動く仕組みといえば、手と足です。
手と足の機能をバランスよく十分に正しく使っていれば、
それだけで動く仕組みが良く、健康状態も快調ということです。
逆に言えば、頭痛、肩こり、腰痛、冷え症とさまざまな症状は、
動く仕組みの手と足の使い方のアンバランスや自由を無視した
無理な動きによって起こっているということです。
その左右のズレ、変形は、生活している中での
動き方や癖によってつくられます。
癖は本人は気づいていない、つまり無意識でおこなっている動作です。
たとえば、足を組む、ほほ杖をつく、腕を組む、首を傾げる、
ひじをついて食事をする・・・
というような何気ない仕草は、からだが左右どちらかに
偏っていることが少なくありません。
この方よりは誰にでもあるもので、
それが変形の種となり成長をはじめてしまうのです。
また、歩く姿や座った姿でもバランスが崩れていることを確認できます。
たとえば、どちらかの肩が下がっていたり、
手の左右の長さが違っていたり、
腰が曲がっていたり、座ったときに猫背であごを出していたりと、
これも手と足を使って生活することが原因で起こった変形です。
このように習慣や癖などで、手足の使い方に
左右の違いが生じるとからだの構造に
変形(ゆがみ)が生まれ、肩や背中、腰や頭など、
いろいろなところに故障が出てきます。
首をまわしてみてください。
左右で動きが良いほうと悪いほうがありませんか?
「同じように曲がらない」
「引っ張られているようで痛い」と感じた人は
多いのではないでしょうか。
では、からだが変形する根本的な原因って何でしょう?
重力のところでも触れましたが、重力の伝達は
脊柱から足先へと伝えられます。
骨盤の役目はとても重要で、上からの重力と
下半身からの抗重力に対応するエネルギーを分散して
吸収する役割になっています。
しかし実際の生活の中で私たちがとる動作は、
癖や習慣、仕事の職種によって複雑で、
重力の伝達は上からかかる重力の圧力と
下からの反発する力がバランスできないためにいつでも
片側的になってしまいます。
そのため重力の伝達も左右均等に伝わらなくなり、
重心軸が傾いて背骨に曲がりや傾き、
変形が起こる原因になります。
林 宗駛 著 「形の医学」より引用
しんそうの基本概念
http://shinso-j.com/shinso.html
動く仕組みといえば、手と足です。
手と足の機能をバランスよく十分に正しく使っていれば、
それだけで動く仕組みが良く、健康状態も快調ということです。
逆に言えば、頭痛、肩こり、腰痛、冷え症とさまざまな症状は、
動く仕組みの手と足の使い方のアンバランスや自由を無視した
無理な動きによって起こっているということです。
その左右のズレ、変形は、生活している中での
動き方や癖によってつくられます。
癖は本人は気づいていない、つまり無意識でおこなっている動作です。
たとえば、足を組む、ほほ杖をつく、腕を組む、首を傾げる、
ひじをついて食事をする・・・
というような何気ない仕草は、からだが左右どちらかに
偏っていることが少なくありません。
この方よりは誰にでもあるもので、
それが変形の種となり成長をはじめてしまうのです。
また、歩く姿や座った姿でもバランスが崩れていることを確認できます。
たとえば、どちらかの肩が下がっていたり、
手の左右の長さが違っていたり、
腰が曲がっていたり、座ったときに猫背であごを出していたりと、
これも手と足を使って生活することが原因で起こった変形です。
このように習慣や癖などで、手足の使い方に
左右の違いが生じるとからだの構造に
変形(ゆがみ)が生まれ、肩や背中、腰や頭など、
いろいろなところに故障が出てきます。
首をまわしてみてください。
左右で動きが良いほうと悪いほうがありませんか?
「同じように曲がらない」
「引っ張られているようで痛い」と感じた人は
多いのではないでしょうか。
では、からだが変形する根本的な原因って何でしょう?
重力のところでも触れましたが、重力の伝達は
脊柱から足先へと伝えられます。
骨盤の役目はとても重要で、上からの重力と
下半身からの抗重力に対応するエネルギーを分散して
吸収する役割になっています。
しかし実際の生活の中で私たちがとる動作は、
癖や習慣、仕事の職種によって複雑で、
重力の伝達は上からかかる重力の圧力と
下からの反発する力がバランスできないためにいつでも
片側的になってしまいます。
そのため重力の伝達も左右均等に伝わらなくなり、
重心軸が傾いて背骨に曲がりや傾き、
変形が起こる原因になります。
林 宗駛 著 「形の医学」より引用
しんそうの基本概念
http://shinso-j.com/shinso.html
からだの変形は突然にあらわれるものではなく、
毎日ジワジワ気づかないうちに形を変えてくるものです。
「姿勢が悪いよ」とよく注意をされたり、
または子どもさんに注意をしたりしたことはありませんか?
しかし、その多くの場合が、お行儀や見た目が悪いからであって、
姿勢の悪さがそんなに大きく健康にかかわっているなど、
多くの人は考えていないはずです。
しかし、姿勢の悪さは何年も積み重なっていくと、
腰痛や肩こりといった症状だけでなく、
命にかかわる大きな病気の種をからだの中に育てているようなものなのです。
もしも、今あなたに腰痛、頭痛、肩こり、冷え性、便秘・・・
といった症状があったとしたら、
間違いなくからだに変形の異常があるに違いありません。
もしも、このまま肩こりや頭痛のような症状を放っておくと、
やがて痛みが広がっていったり、
運動機能がにぶくなったり、内臓や消火器も
機能障害を起こしはじめ、免疫力が落ちて
感染症にかかりやすくなることだって十分に考えられます。
これはその原因となっているからだの変形を放っておいたために
起こった悲劇なのです。
「からだが変形する」と言われれば「そうね、そういわれれば猫背気味だし、
ときどき腰痛もあるから曲がっているかもしれないわ。
でも、今はとくに不自由はないし気にならないわ」
というかもしれません。
ところが、からだが変形するということは
「動く仕組みにズレが生じる」ということです。
このような状態を放っておくと痛みの症状やもっと大きな病気が
起こってきます。
林 宗駛 著 「形の医学」より引用
しんそうの基本概念
http://shinso-j.com/shinso.html
毎日ジワジワ気づかないうちに形を変えてくるものです。
「姿勢が悪いよ」とよく注意をされたり、
または子どもさんに注意をしたりしたことはありませんか?
しかし、その多くの場合が、お行儀や見た目が悪いからであって、
姿勢の悪さがそんなに大きく健康にかかわっているなど、
多くの人は考えていないはずです。
しかし、姿勢の悪さは何年も積み重なっていくと、
腰痛や肩こりといった症状だけでなく、
命にかかわる大きな病気の種をからだの中に育てているようなものなのです。
もしも、今あなたに腰痛、頭痛、肩こり、冷え性、便秘・・・
といった症状があったとしたら、
間違いなくからだに変形の異常があるに違いありません。
もしも、このまま肩こりや頭痛のような症状を放っておくと、
やがて痛みが広がっていったり、
運動機能がにぶくなったり、内臓や消火器も
機能障害を起こしはじめ、免疫力が落ちて
感染症にかかりやすくなることだって十分に考えられます。
これはその原因となっているからだの変形を放っておいたために
起こった悲劇なのです。
「からだが変形する」と言われれば「そうね、そういわれれば猫背気味だし、
ときどき腰痛もあるから曲がっているかもしれないわ。
でも、今はとくに不自由はないし気にならないわ」
というかもしれません。
ところが、からだが変形するということは
「動く仕組みにズレが生じる」ということです。
このような状態を放っておくと痛みの症状やもっと大きな病気が
起こってきます。
林 宗駛 著 「形の医学」より引用
しんそうの基本概念
http://shinso-j.com/shinso.html
