からだが変形する」という考え方-4 | 身心相療方(しんそうりょうほう)の紹介ブログ

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身心相(しんそう)の運動こそが、フィードバック機構が作る
体性反射機構を利用したもので、
痛みを感じない自然の理にかなった運動なのです。
また、なんといっても左右が対称性にバランスよく戻ったことが
治療を受けている患者さんからも「見える」「確認ができる」「納得のいく」
運動療法なのです。

「健康」と言う言葉がブームになり、たくさんの対症療法や
香りや音楽を使った代替医療がはやりました。
雑誌を見ていても、「腰痛」「肩こり」「冷え性」といった
一つひとつの症状を特集し「~はこれで治す」という記事を載せています。
しかし、こういった今までの症状を追い掛け回す方法は変形の解決にはなりません。

その症状を訴えているときのからだ全体の姿や形はどうなっているか、
という発想はどこにもないのです。そこには
何も新しいものはなく、今の西洋医学、現代医学、各種民間療法などの
これまでやってきたことを後押ししたり、
補足するような形にしかなっていません。

このことは基本的な「からだが変形する」という考え方がないために、
いつまでも足踏み状態から抜け出せないと言うことです。


現代人の多くはストレスや科学的、物理的な進歩の影響もあって
心もからだも疲れています。
ところが、現代の病んだからだに西洋医療は答えて上げられないために、
多くの患者が西洋医療を回り、次ににsまざまな対症療法をまわり、
やがて限界を感じてしまうと、次は代替医療に目を向けます。

しかし、いくら匂いを嗅がせたり、音楽を聴かせたところで根本的
からだの変形の治療にはなっていないのです。



「癒し」という言葉もブームになりましたが、
「あれをやっても、これをやっても治らないのは気持ちのせいだ」と、
気持ちを癒してみます。
しかし、やはりそこにも解決はないのです。

身心相(しんそう)はそうではなく、
「今、あなたが不調を訴えているからだはこんな形ですが、
自由自在で動けたときのからだはどうなっていたんですか?
何も問題がなかったときの形にからだを戻しましょうね」
と言っているだけのことです。


症状を捉えて、いろんなものを並べて
「ああでもない、こうでもない」と言うのではなく、
「健康のときの仕組み、からだの形はどうか」ということだけをみるのですから
単純で明快なのです。







林 宗駛 著 「形の医学」より引用

しんそうの基本概念
http://shinso-j.com/shinso.html