職人肌のエンジニアが、現場を崩壊させる | それもまた良し

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関西のとあるベンチャーで働くSEのブログ。

日々のインプットから、アウトプットを定期的に行うことが目標です。主に組織論やドラッカーの話題が中心ですが、タイトルにもあるように「松下幸之助氏」のような互助の精神を持ち、社会人として成長出来る事が最大の目標です。

職人肌のエンジニアというのは、本当に扱いが難しいですね。
昔の職人肌の親分さんみたい。

仕事は盗んで覚えろ!とか。
盗んだら、あなたの居場所無くなるけど良いですか?と思ったので、一度、社内の職人さんにそう言ったら「俺の居場所を奪う気か!」って怒られました。

訳が解らないですな。



職人肌のエンジニアが、最高のパフォーマンスを発揮して、素晴らしい製品を世の中に提供してくれるのなら最高なのですが、殆どの場合がそうじゃない。

いわゆる、部分最適化は出来るんですけど、部分に拘ってしまうので全体最適化が出来ない。
そこに拘ったところで、何があるのか?という点に拘り過ぎるあまりに、全体で見たところ最適では無い。


サラリーマンである以上、会社に奉仕するべきだなんてサラサラ思っていません。
むしろ、サラリーマンは個人事業主である以上、自分勝手であるべきだ!と思っています。

しかし、一般職の自分勝手と、管理職の自分勝手は意味合いが違います。

一般職は自分の仕事を自分勝手にやって、成果を出すべきです。
管理職は一般職が自分勝手に動いて出した成果を、組織への貢献に結び付けなければいけない。自分勝手に。

つまり、自分勝手というのは、自分の好きな方法で、最大のパフォーマンス、最高の成果を出しなさい、という意味なのです。



つまり、自分勝手に仕事を進めて、成果が出せないなら、それは型に嵌めて、成果が出るプロセスを徹底的に覚えさせるしかない。

しかし職人さんは、型にはまったら死ぬからね。



難しいところです。

あなたがいることで、組織の知識や教養力は上がったかもしれないけど、あなたがいることで、組織が生み出す成果の量と質は下がった。

そんな職人エンジニアさん、いませんか?