4月3日。
今週も1週間、お疲れ様でした。
新卒は入社3日目、社会人になって初めての週末です。
彼らは何を考えながら休むのか、ちょっと気になります。
ところで、気になったことを1つ。
自分の勤める会社では、日報を提出してから帰宅するのですが、新卒が日報を提出してからも仕事をしていたので注意してしまいました。
そもそも日報は労働時間の管理のために行っているのであり、監督労基署にも監査時には提出しているはずです。
これでは「サービス残業」になってしまう。
「日報出してから仕事するな」
「6時になったら日報を出すんじゃない。仕事を終えたら日報を出すんや」
「6時になっても仕事を終えていないということは、残業しかない。しかし、君らの残業は悪や。利益が無い。利益を生まない残業は悪でしかない」
「つまり仕事の段取りが悪いっちゅうことや」
ここまで言って、視線を感じました。
残業が常態化している事業部の視線でした……。
しかし、言っていることは本質だと思います。
本来は1時間で終える仕事を、1時間を超えてしているということは、仕事の進め方が悪いということなんです。
決められた時間内に、求められる成果を上げること。
それが社会人にとって求められることです。
しかし、時にして、社内の良いベテランがそれが出来ていない場合があります。
残業の恒久化は、案外、そこに原因があったりするものです。
組織とは、自然と組織の人間と組織にはいない人間に分けてしまうものです。
組織に所属しているのなら、尚更です。
それが結果的に、組織内のルールと組織外のルールのずれを生みます。
そして大抵、組織外のルールは常識と呼ばれ、組織内のルールは非常識と呼ばれます。
もちろん、成果を上げれば常識だろうが非常識だろうが、問題はありません。
しかし往々にして、成果を上げるためには常識に則ったルールが欠かせないのではないでしょうか。
組織内部のあの人がやっている、そんな言い訳が通用しているようでしたら、それは完全に間違いなく危険な兆候です。
マネジメントを携わる人間が、絶対に大声で静止しないと、組織は暴走を始めます。
組織の暴走は、暴走させる人間が悪いのではないと思います。
暴走を許す人間、止めない風土に問題があります。
そして、その暴走を当たり前と、何の疑いもなく受け入れる人間こそ、諸悪の根源だと思っています。
結局、考えることが大切だと。