人の振り見て我が振り直せ・・・

 

ITmediaの記事に、 国立天文台でUSBメモリ紛失 個人情報を最大1048人分保存 最後に見たのは21年11月 てのがありました。

 

国立天文台は12月2日、約1000人分の個人情報を保存したUSBメモリを紛失したとして謝罪したそうです。記事によると・・・

 

情報の不正使用は確認されていないが、USBメモリはいまだ見つかっていないとしている。

職員が紛失に気付いたのは4月15日。17日に上長に報告した。紛失したUSBメモリを最後に確認したのは2021年11月26日ごろだったという。保存していたデータは、国立天文台の会議資料や採用にかかる応募書類など。個人情報は最大で1048件含まれていた。暗号化はしておらず、保管場所である引き出しは施錠していなかった。

 

だそうです。またまた、USBメモリの紛失事案です。本ブログでも過去に度々同様の事例を取り上げていました。

兵庫県尼崎市の件は、ニュースでもかなり取り上げられていたので覚えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか?本件は、委託先のBIPROGY株式会社(旧日本ユニシス)への損害賠償請求にまで話が及ぶなど収まる気配を見せません。
 
これだけUSBメモリの紛失事案が大々的に報道されているにも関わらず、未だにこうした事案が続くのは非常に残念なことです。
 
以前の本ブログの 大英断!ナントIBMが社内でのUSBメモリの使用を全面的に禁止するそうですよ とのエントリーでもお伝えした通り、IBMは既に4年も前に全社的にUSBメモリの利用を禁止しています。
 
今回のような事案が発生することを未然に防ぐ意味と、EUのGDPRへの対応の意味もありましたが、いずれにしてもこの対応は間違っていなかったと思います。
 
データの共有については、クラウドストレージの共有機能を利用したり、firestorage などのファイル共有サービスなどを利用するなどして代用するのが賢明です。
 
まだUSBメモリを利用している企業様がありましたら、USBメモリの利用の停止とクラウドへの移行をご検討下さい。