もう廃止してよ・・・
ITmediaの記事に、 またもやUSBメモリ紛失 顧客情報1万件入り、化粧品販売店で 「作業に忙殺され、取り扱い失念」 てのがありました。
化粧品や医薬部外品などを販売するたしろ薬品(神奈川県横浜市)は8月15日、顧客の個人情報が入ったUSBメモリを紛失したと発表したそうです。記事によると・・・
USBメモリを紛失した経緯については「閉店作業に忙殺されるあまり、その後のUSBメモリの保管取り扱いについて失念した」と説明している。同店舗は7月10日に閉店。11日から撤去作業を行い、12日にカネボウ化粧品担当者から同店店長がUSBメモリを受け取った。
その後20日に顧客から問い合わせを受け、購入履歴の確認が必要になったことから、21日に保管場所を確認。しかしそこにUSBメモリはなく、紛失が発覚した。22日までに警察などの機関に届け出を提出したとしている。
だそうです。またまたUSBメモリの紛失事案です。本年6月に 兵庫県尼崎市で全市民46万人分の個人情報を保存したUSBメモリーの紛失事案 がマスコミでも大々的に報じられたにも関わらず、またこういった事案が発生してしまったのは非常に残念です。
USBメモリを紛失してしまった側に責任があるのは当然なのですが、記事を読むとそもそも顧客データをUSBメモリで渡したのはカネボウ化粧品側のようです。カネボウ化粧品という誰でも知っているような企業が、未だにこういった紛失・盗難の可能性のある可搬メディアでデータの受け渡しを行うようなリテラシーであることが信じられません。
会社全体としてそうなのか、現場レベルでの判断なのかはうかがい知ることができませんが、どちらにしてもデータの受け渡しに紛失・盗難のリスクのある可搬メディアを利用することは避けるべきでしょう。
現在では、クラウドストレージが普及し可搬メディアを利用することなくデータの受け渡しができる環境が整っています。コストの問題もあるでしょうが、Firestorage のように無料で登録の必要もなく、スグに利用できるクラウドストレージもございます。
まだ、データの受け渡しにUSBメモリなどの可搬メディアをご利用の場合は、この機会にクラウドストレージへの移行をご検討ください。