大して変わってないよ・・・

 

PC Watchの記事に、 ドンキ、ストレージをSSDに強化した7型UMPC「NANOTE NEXT」 てのがありました。


株式会社ドン・キホーテは、2in1タイプの7型UMPC「NANOTE NEXT」を5月16日に発売するそうです。記事によると・・・

 

NANOTE NEXTは、同社が展開してきたUMPC「NANOTE」シリーズの第3弾となる製品。7型ディスプレイやコンバーチブル2in1といった基本的な特徴はそのままに、ストレージとしてSSDを新たに採用するなど、性能面の強化を図った。
主な仕様は、Pentium N4205、8GB LPDDR4メモリ、64GB SSD、7型1,920×1,200ドット/10点マルチタッチ対応液晶、Windows 10 Homeなどを搭載。価格は3万2,780円

 

だそうです。ドンキのUMPC「NANOTE」シリーズの新型が出るようです。この「NANOTE」シリーズについては、初代から本ブログでもご紹介していました。

初代から2代目への進化した際には、多少スペックアップがありましたが、今回はストレージがeMMCからSSDに変わったくらいで、そんなに大きな変化はないと言っていいでしょう。
 
CPUも2代目のPentium N4200から、Pentium J4205(記事中のPentium N4205という型番は存在しないので、J4205の間違いだと思われる。このあたりもしょうもない)に変わりましたが、ベンチの比較も誤差レベルの違いでおおよそスペックアップとはいえないものです。
 
そもそも両方ともApollo Lake世代のCPUで今から6年も前のCPUです。どこから在庫を引っ張り出してきたのか分かりませんが、2022年に出すCPUではないですね。当然ながら、Windows11へのアップデート対象CPUでもないので、あと4年も経たないうちにOSのサポート期限を迎えてWindowsは使えなくなるPCだと言うことを理解しておくべきでしょう。
 
また、前モデルのときにも言及しましたが、ストレージが64GBと言うのは致命的です。データをCドライブに置かないにしてもWindowsUpdateなどがありますから、64GBではすぐに容量不足になることが目に見えています。
 
1~2年使えればそれでいいという場合には、買ってもいいかもしれませんが、Windows11へのアップデートまで考えているのであれば、同じUMPCでも CHUWI MiniBook というPCがありますのでそちらを購入するのがいいでしょう。
 
現在、Amazonで39,900円(クーポン使用で3,000円引き)と似たような価格で販売していますし、CPUはCeleron J4125(第9世代)なので、Windows11へのアップグレードリストにも記載されています。ストレージも128GBと最低限の容量は確保しています。
 
このように、似たような価格でまともなスペックのPCが買えますので、無理してゴミを買う必要はありません。
見た目の安さに釣られて、ゴミを選ばないように十分にご注意ください。