停電に弱い・・・

 

ITmediaの記事に、 電力ひっ迫、停電前に「緊急速報メール」配信の可能性──経済産業省 てのがありました。

 

経済産業省は3月22日、東京電力管内の電力需給ひっ迫を受け、停電の可能性が高まった際にスマートフォンの「緊急速報メール」を使って警告する考えを明らかにしたそうです。記事によると・・・

 

資源エネルギー庁が報道関係者向けのブリーフィングの中で明かした。担当者は「必ずやると決まっているわけではない」と前置きしながらも「そのためのシステムはある」と話した。また停電はどこで発生するか事前に分からないため、実行する場合は東電管内(群馬、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、静岡の富士川より東)にあるスマートフォン全てが対象になるという。

 

だそうです。電力が逼迫しています。とりあえず、本日中の停電の恐れは解消 したみたいですが、「電力需給ひっ迫警報」については引き続き継続としています。

 

先週の宮城・福島沖を震源とした地震による発電所の停止に伴う電力不足と、本日の寒さに伴う需要増が主な要因のようです。

 

とりあえず、本日中の停電の可能性は無くなりましたが、PCやサーバー、NASなどは急な停電による電源断によりハードウェアに重大な影響を及ぼすことも考えられます。場合によっては、起動不可などの重篤なケースになる場合も無いとは言えません。

 

過去にも、大規模停電によるデータ喪失の事例をお伝えしたことがありました。

PC利用中に急な電源断があった場合、当然ですがその際に入力していたデータなどは飛ぶ可能性があります。WordやExcelなどのMS Officeの場合は、デフォルトで10分毎に自動回復用ファイルが作成されるようになっていますが、それでも数分間のデータは飛ぶ可能性があります。もちろん、そういったシステムがない場合は、入力中の全データが喪失する可能性もあるわけです。
 
そういった場合に備えて、無停電電源装置(以下UPS)の利用をお考えになってみてはいかがでしょう?
 
UPSは急な電源断が起こった際に、PCやサーバー、NASを正規の手順で終了できる時間を稼いでくれるものです。決して、継続利用するためのものではないことは理解しておく必要があります。
 
UPSにも家庭用から事業用まで多くの種類がありますが、ご家庭や中小企業などでは小規模なもので十分でしょう。普段からノートPCなどのバッテリーで稼働させているような場合は、サーバーやNASだけに取り付けてもいいでしょう。
小規模なものであれば、15,000円から20,000円程度で購入可能なものが多いようです。
 
引き続き、「電力需給ひっ迫警報」は継続のようですので、この機会に停電による急な電源断への対策をお考えになってみてはいかがでしょう。