相変わらず自分ではアクション起こさない会社だな・・・
ケータイWatchの記事に、 KDDI、携帯料金値下げの影響で年間約700億の減収見込み――決算発表での質疑応答 てのがありました。
KDDIは30日、2022年3月期第1四半期決算を発表したそうです。その中で、KDDI高橋社長との質疑応答の中で気になるやり取りがありました。記事によると・・・
――ソフトバンクの「LINEMO」への対抗策について教えてほしい。
高橋氏
すぐには手を打ちませんが、お客様の声や市場動向を注視して考えたいと思っています。UQ mobileの「でんきセット割」では、月額990円を提供しはじめ、お客様からの評判も良いという状況です。しっかりモメンタムを回復することに全力を注いでいきます。
だそうです。ソフトバンクの「LINEMO」の3GBで月額990円の新料金「ミニプラン」については、本ブログでも 衝撃の「LINEMO」!3GBで月額990円の新料金「ミニプラン」発表 とのエントリーにてお伝えしていました。
その中でもお伝えしたとおり、このソフトバンクの「LINEMO」の3GBで月額990円の「ミニプラン」については、今までキャリアが聖域としていた小容量プランに攻め込んだ施策として、それなりのサプライズと反響がありました。
前述のブログ内で中の人は、ドコモには同価格のMVNOがあるし、KDDIもUQモバイルで一時期話題になった「くりこしプランS」3GB/月があるので、どちらも早急な対応は望めないのではないかとの観測を述べましたが、今回のKDDIの社長の会見でそれが裏付けられた形となりました。
個人的には、ドコモにはMVNOのOCNモバイルONEが全く同じ料金で出しているので、対応はかなり難しいと思っていましたが、KDDIに関しては、UQモバイルは店頭サポートありきという点で、オンライン専用料金プランと一線を画しているので、povoでも対抗可能なのではないかと思っていました。
ただ、今回の発表で対抗は当面見送られる形になったので、KDDIのユーザーで3GB程度で十分な方は、KDDIの対抗に期待せず、素直に「LINEMO」の「ミニプラン」に移行したほうがいいでしょう。
ドコモの「ギガライト」ユーザーについても、上記のような状況ですので、当面「LINEMO」の「ミニプラン」に対抗するプランは出ないと思いますので、こちらも「LINEMO」の「ミニプラン」への移行を検討してもいいでしょう。
少なくとも、現時点でキャリアのオンライン専用料金プランの小容量プランについては、「LINEMO」の「ミニプラン」の圧勝だと思います。今後、同一キャリア内からの移行のみでなく、ドコモの「ギガライト」ユーザーや、KDDIのユーザー、更にはMVNOのユーザーも含めて小容量プランユーザーの流入が増えていくものと思われます。
各キャリアやMVNOの小容量プランをご利用中の方は、「LINEMO」の「ミニプラン」への移行をご検討になってみてはいかがでしょうか?