昔も今も攻撃者はイベントがお好き・・・
ITmediaの記事に、 「Emotet」また襲来 「メリークリスマス」「賞与支給」などの件名でだます てのがありました。
メールの添付ファイルを通じて感染するマルウェア「Emotet」(エモテット)の攻撃メールが、年末になって再び出回り始めたとして、情報処理推進機構(IPA)が注意喚起しているそうです。記事によると・・・
「クリスマス」や「賞与支給」など、年末に関連する件名や添付ファイル名で、受信者をだまそうとしているという。Emotetは今年10月末から観測されていなかったが、12月21日以降、年末に合わせたような件名・添付ファイル名での攻撃を確認したという。英語の文面では、コロナウイルス感染症を題材としたメールも出回っているという。攻撃は今後も続きそうだとして、注意を呼び掛けている。
だそうです。Emotetに関しては、本ブログでも度々取り上げてきました。
- マルウェア「Emotet」が手口が更に巧妙化して9月に入って急拡大しているそうです
- マルウェア「Emotet」が活動再開、感染に繋がる不審なメールが出回っているそうです
- 感染拡大中のマルウェア「Emotet」に対し、JPCERT/CCが無償の検出ツールを公開
- マルウェア「Emotet」が「賞与支払い届」装うスパムメールにて拡散中!ご注意を!
- メール添付のWordで感染するPCウイルス「エモテット」の感染が拡大中
Emotetは2019年末くらいからかれこれ1年ほど、手を変え品を変え活動しているしつこいウイルスです。
記事にもある通り、主な感染経路はWord形式の添付ファイルによるマクロの実行ですので、マクロの自動実行を許可しない設定(デフォでは不許可になっています)にするとともに、アヤシイ添付ファイルを開かないようにしましょう。また、添付ファイルのみでなく、本文中のリンク経由のダウンロードの場合もありますので、注意が必要です。
出所不明の添付ファイルは開かないようにするなど基本的なセキュリティ対策を施すとともに、セキュリティソフトを常に最新の状態に保っておくことで感染を防止できるでしょう。
年末・年始はウイルスの活動が活発化する次期でもありますので、くれぐれもご注意ください。